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気持ちの赴くままに行動したらミラクルが起きた話②

先の続きです。

その大好きな作曲家の方が、実はその演奏会に来られていたんです。
しかも私が座っていた席の少し後ろにいらっしゃったんです。

なぜわかったか、というと、演奏会の最中にその作曲者の方が「作曲者の紹介」みたいな感じでステージに呼ばれたんですね。

私の少し後ろから立ち上がり、舞台で軽く挨拶をして、また席に戻られて。
もう、私はビックリしてしまって「どうしよう。どうしよう」と。
どうもできないけど(苦笑)ソワソワが止まらなくて、このまま何事もなかったように帰るワケにはいかない、と自分の思考を越えた部分にコントロールされるような感じで、自分を抑えることに必死でした。

演奏会が終わった後、作曲家の方の様子を伺いながら、ロビーで「出待ち」をしている自分がいました(怖い・笑)。もう、頭で考えるというより、身体が勝手に動いてる、みたいな感覚でした。どうしてもこのまま帰ることはできない。

そして、作曲者さんを取り囲んでいる人が少し離れた瞬間、私は思わず声をかけてしまいました。

「あの。M本さん・・ですよね?」と。
「あの。初対面で突然で恐縮なんですけど、私、M本さんの曲が大好きで・・」

と言った瞬間、涙がとめどもなく溢れてきて、自分でもコントロールが効かなくなって、一方で冷静な自分が「私、こんなに好きだったんだ・・」とビックリしていて、でも、涙が止まらなくて、しばらく泣き続けてしまいました。。

「すみません。今日、お会いできるなんて思ってもなくて、ワケわからなくてすみません・・」

と本当にワケがわからないことを言いながら、ご本人の前で泣き続け、その後も何を話して良いのかわからなくて、とりあえず握手をしていただいて、一緒に写真も撮っていただきました(苦笑)

その後も正直、どうやって帰ったかもわからないくらいぼんやりしてしまって(でも天ぷらは食べたw)、翌日は仕事に行けませんでした・・(オイ)

とまぁ、このようなことがあったんですね。

結論づけ、というかオチはうまくつけられないのですが、最近の自分の流れを俯瞰してみると、これまで十数年に渡って散らばりまくっていた自分の感覚が一つにまとめられつつあるような感じがあるんですね。

よく言うアレです。
「その時はわからないけど、後から見たら全部繋がっていたんだ」とか、
「あの時があったからこその今がある」とか、そんなような話です。

やっと今、その「全てが繋がってる」という地点にたどり着きつつあるのかもしれません。

※私の大好きな作曲家さんの大好きな曲を貼っておきます。
 よろしければご覧ください。


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