見出し画像

水は呼ぶ。

水は呼ぶ。

水は、さまざまな存在へ振動を伝える。
水は、ひとを揺らす。

水は音と溶け合う。

水は、魂を溶かす。

先日、10月5日(土)に福岡県の秋月でコンサートで共演させていただく即興音楽家でピアニストの今井てつさんが舞踊家/桃華 氏さんと共演した『 888 水への祈り 』を収録された映像をyoutube上で拝見した。

このイベントは8月8日に山口県美祢市秋芳町にある別府弁天池において開催された舞と音による奉納イベント。

とても美しく清らかな、まさに弁天池の水の振動を舞と音によって表現されていて、心が洗われる思いであった。

この山口県美祢市秋芳町にある別府弁天池へはわたしも一回訪れたことがある。

3年前、秋吉台と秋芳洞へ初めて行った帰りに弁天池の存在をたまたま知り、立ち寄ったのだ。

秋吉台は温かい海でサンゴ礁として生まれ、石灰岩への変容を繰り返してきたもの。

約3億5千万年という長い年月を経て、海から山へ堆積しながら移動した石灰岩の厚みは500m~1000m。

長い時間をかけて石灰岩が溶けて、いまの地形となった。

1955年には秋吉台国定公園として指定され、1964年には特別天然記念物にもなっている。

鍾乳洞は約3億5千万年前~2億2千万年前に誕生したサンゴ礁が地殻変動によって陸地化したもので、

地下で石灰化したサンゴ礁が長い時間をかけて地下水で溶解し洞窟となった。

総延長は10.7kmだが、一般人に公開されているのは約1kmとなっている。

それでも内部の光景は水と鉱物が長大な時間をかけて創造した、幽玄かつ圧倒的な天然の美しさに満ちている。

洞窟内部には水が流れ、さまざまな形状の鍾乳石が見られる。

それは鉱物界が持つ多次元のひとつの表れとして見ることができるだろう。

まさに鉱物界、鉱脈の世界を体験できる空間である。

そして、わたしがそこでもっとも強く感じたのが、その神秘的な様相を形成した媒体としての水である。

水がこの鉱物界の空間を生み出す大きな存在なのだとさまざまな鍾乳石の形状を眺めながら、わたしは納得した。

秋月にて、10月5日に開催される今井てつさんとのコンサートにおいても

水がひとつのキーワードになっている。

秋月は、地域内に無数の井戸、湧水地が存在する水の郷だが、

今回のコンサートのテーマとなっている「まつろわぬ神々」である溶鉄民、たたら族の羽白熊鷲と秋月は

水でつながるのである。

製鉄の歴史を調べると人類の製鉄の原料は隕鉄から始まり、次に褐鉄鉱、その次が砂鉄だという。

鉄鉱石を原料とするのはかなり後になる。

日本で製鉄が始まるのは5世紀後半から6世紀 と言われているが、

日本書紀に書かれた羽白熊鷲討伐はAD200年、2世紀のこと。

また三国志韓伝には、AD200年頃、倭も朝鮮半島において褐鉄鉱を採取していたと記されている。

ということは、羽白熊鷲とその一族は、2世紀以前から日本列島において製鉄はおこなっていたということになる。

あくまでも推論だが、そうなると褐鉄鉱による製鉄と同時にヒッタイトの時代のつくりかたそのままの

世界に類例のない、砂鉄を使った鉄を溶かさずに精錬して 強くて靭な鋼・・・玉はがねをつくる

たたら製鉄もおこなっていたのではないだろうか。

半島の褐鉄鉱による製鉄だけを行うなら、半島への行き来がしやすい海沿いに拠点を持つはずである。

しかし、山間地域の秋月周辺で製鉄をおこなっていたということは、水源が豊富な場所ゆえであろう。

たたら製鉄の原料である砂鉄は湧水地周辺の河川、池などで採取される。

たたらの民は、水脈、鉱脈を探し能力がひじょうに高かったとも言われている。

きっと、羽白一族は遠い時代、幾多の海を渡り九州の有明湾あたりに上陸すると、

豊富な水源を求め、そして鉱脈が集まる場所を探し出し、秋月にその拠点をつくりあげたのではないだろうか。

話は変わるが、鉱脈と水脈はほぼ同一する場所の地下深くに存在する。

特に清冽な湧水の湧く地はさまざまな鉱物の産地でもある。

羽白一族は、まだ日本列島が主に大陸、半島から渡来してきた稲作農耕民で埋め尽くされる以前の、

地球のいろいろな場所から海を渡り、陸を歩き、辿りついた多様な民族の集合体であった頃の

数多の渡来系先住民たちの部族と同様に自然界の精霊たちと意識のコードをつないでいたのだろう。

そして溶鉄民として秋月に拠点を持った背景には水の精霊たちとつながり、鉱物の精霊とつながることで

祖先から受け継いできた製鉄技術を発展させることのできる場所へ導かれてきたのでは、と察する。

今回の秋月のコンサートで「水」がキーワードになっていると言ったのは、

そういった背景によるものなのだ。

まるで水の精霊たちとつながり、鉱物の精霊とつながることで

祖先から受け継いできた製鉄技術を発展させることのできる場所へ導かれてきた羽白一族のように、

近畿から縁もゆかりもないこの秋月に導かれ居を構えた今井てつさんも

きっと「水脈」と「鉱脈」とつながることのできる稀有なる音楽家なのだろう。

コンサート当日は、そんなてつさんとわたしの水晶でできた音響楽器であるクリスタルボウルで

羽白一族の御霊を癒し、水と鉱物の精霊たちとの交信による音霊を奏でたいと思っている。


秋月10.05  今井てつ邸 ピアノ×クリスタルボウルコンサート
今井てつ & たんたん ピアノとクリスタルボウル

『神無月 黄昏水鏡音霊会 (かんなづき たそがれすいきょうおとだまえ)』

​​日程:10月5日(土)
時間:15時30分開演(15時開場・17時30分終演)
場所:秋月 今井てつ邸
参加費:5,000円
イベントの詳細はこちら☆


10/27『BOJI Workshop「 I am the love ♡」東京』募集開始!
イベントの詳細はこちら☆


糸島スケジュール】

●​クリスタルボウル瞑想会​ 9/1 残2枠!
●​鉱物術17地図と地形グリッドで土地因縁解除​ 9/29開催・募集中!


I know ~
わたしは知っている、わたしの本質を。
わたしは知っている、魂の旅の行き先を ~


■糸島
【日曜コース】
9月15日 I know 1. 五元素のワーク  
10月13日 I know 2. 意識宇宙探索と地球との一体感のワーク
11月10日 I know 3. 魂の地図を読む クリスタル・ゾディアックワーク ホロスコープのクリスタル魔法陣
12月08日 I know 4. 魂の素顔を知る ソウル・ドローイングワーク 宇宙意識アートで自分のほんとうの素顔を知る

【平日(木曜)コース】
9月5日 I know 1. 五元素のワーク  
10月3日 I know 2. 意識宇宙探索と地球との一体感のワーク 
11月7日 I know 3. 魂の地図を読む クリスタル・ゾディアックワーク ホロスコープのクリスタル魔法陣 
12月5日 I know 4. 魂の素顔を知る ソウル・ドローイングワーク 宇宙意識アートで自分のほんとうの素顔を知る

■東京
10月26日(土)I know 3 開催!

詳細はこちら


​☆、。・★ ☆、。・★

※画像は山口県観光協会様よりお借りしました


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?