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西由比ヶ浜駅の神様

最近本を読むのがブームです。
この本はそんな自分に読んで欲しいと妻が買ってきたものでした。
昨晩、21時くらいから読み始めていたのですが、ハマりすぎて、夜中の1時までの4時間、ひたすら読み続けてしまいました。

自分は本を読む時は、タイトルや表紙をみて、「自分で買った物を読みたい!」タイプだと思っていました。
なので、最初は「そんなに勧めてくるほど良い本なのか?」と疑いの目で読み始めました。

検索したら出てきてしまうような内容ですが、簡単に紹介程度に内容を載せてしまうので、
・これから読みたい!
・ネタバレ見たくない!
と言う方は、この先は読まないでください。

ある日、鎌倉に一台の快速電車が脱線し、多くの死傷者が出てしまう。
その事故から二ヶ月ほど経った頃、嘆き悲しむ遺族たちは、ある噂を耳にする。事故現場の最寄り駅である西由比ヶ浜駅に女性の幽霊がいて、彼女に頼むと、過去に戻って事故当日の電車に乗ることができるという。遺族の誰もが会いにいった。

と言うのが、検索して一番最初に出てくる説明文を引用したものですが、本の中身はざっくり4人の当事者の家族や恋人の話で分けられています。

正直に言います。
自分は感情移入してしまうタイプです。
4つのタイトル全てに涙なしでは読めませんでした。
この本の作者の方は本当にすごいです。
まさか読んでいくうちに、話がこんなに繋がってくるとは…。

妻に勧められるがまま読んだ本ですが、もう一度読み直しても泣いて、鼻水まで流してしまう気がします…。

「相手を思いやる気持ち。」
とても大切ですが、気がつくとつい忘れてしまいそうになるもの。

今の生活が当たり前だと思ってしまいがちですが、これからの未来どうなるかわからない。

自分の人生や物の見方が大きく変わる日が遠からずくるかもしれない。
それが数年後なのか、数時間、数秒後なのか。

この本では、過去に戻って過去の人に会うことが出来ますが、このような不幸が自分や自分の身近な人に起きた時、どう動けるのか考えさせられました。

ここで登場してくる4人の人たちが決断出来たことが、自分だったら出来るのか。
何が正しいかも分かりませんが、「自分に正直に生きたい」と思える本でした。

こんな素敵な本を紹介してくれてありがとう。
また読んで、隣で涙と鼻水流すね。
ティッシュのストックよろしくね?笑

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