葛城事件をみて

この映画を借りた私の直感は間違えではなかった。
このような、自分のすぐ隣で起きながら、目を伏せているような現状を見せつけてくる映画が私は好きである。

岬の兄妹、苦役列車、子宮に沈めるなどがそれにあたると思う。

他の人にオススメすることは出来ないし、こんな映画を好きというと感性が疑われると思うが…

葛城事件は救いようがない、希望的なことは起きない、しかも、出てくる登場人物は皆おかしい。
皆が自分の正義を持ち、その正義を他人に振りかざす。
映画で描かれることがはばかれるシーンを見せつけられる。

こんな映画を見ると、本当に今のテレビや世間はどうでもいいことを扱っているなと思う。誰々の不倫、接待問題など

このような問題に目を背けるために、このようなどうでもいい問題を扱っているように感じる。

葛城事件大勢にはお勧めできないが、みることをオススメする映画である。