就職奮闘記 こぼれ話① 「縁」

あなたは、「縁」という言葉を信じますか?

彼女というものがいた経験が無いので、縁結びとは到底遠いところにいました。

しかし、就職活動でこの言葉と出会ってしまいました。

就職活動でよく使われる言葉だと思います。

お祈りメールには「ご縁がなかった」
採用担当には「ご縁があれば...」など。

「縁」は嬉しい意味でも最悪な意味でも就活では使われており、しかもこの言葉には、自分のはかりしえるところではない、神秘的なものであるという意味を含められているため、
あなたはうちの会社には○○の理由で合わないと判断しましたなどという具体的な文言がなくても通じてしまう。

だから就活中この言葉が言い訳のようにしか聞こえませんでした。

しかし、私は少し縁かもと感じる経験がありました。というか、縁こそが就職する会社を選んだ理由です。

就職活動をスタートで失敗し、自分の希望していた会社一通り落とされた私は、また会社探しから始めなければならなくなりました。
大企業は落とされたので、名前や大きさに限らず、様々な企業を受けようと考えました。

その中で見つけたのが私が就職を決めた企業でした。

しかし、その当時は名前も聞いたこともなく、東京で行われる説明会の予約しか行っていないため、ここも無理かなと思っていました。しかし、一番下の欄に日付未定の欄があり、そこを選んだところ一応予約は出来ました。

しかし、日付未定だし連絡なしで終わるんだろうなと思っていたら、説明会の日程を返信頂き、説明を聞くことができるようになりました。

しかし、志望していた業界でもないし、説明会だけでも聞くかという態度でいたら、びっくりさせられました。
まず、私1人のために説明会を開いて下さったのです。
今まで説明会は採用担当1人で就活生は大勢のようなスタイルだったので、質問もあまり出来ず、一方通行な説明会が多かったのです。

しかし、その企業の説明会は私1人に対し、採用担当さんが2人も対応して下さったのです。
しかも、最初の一言が就活どうなの?という私に寄り添った質問をして下さったのです。
私はびっくりを超えて感動していました。

説明会は、私1人だったので色んなところで質問することができ、コミニュケーションも楽しむことが出来ました。

さらに、自分の忘れていた夢まで思い出すことが出来たのです。

これは、ある意味今まで落ちたところはフリであり、そこに合格させるために今までの会社は不合格だったのかもしれないと思ったのです。

改めて、皆さんは「縁」を信じますか。感じたことがありますか。

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