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「おすすめの参考書ありますか?」

「おすすめの参考書ありますか」という質問。高校受験や大学受験をした人なら一度は尋ねたことあるかもしれないフレーズである。もしかすると僕だけかもしれないが。当時は、勉強はそっちのけにして、高校生の僕は、参考書ばかりに気が取られていた。きらきらして見えていたのである。なので、僕は、本屋さんに行っては、参考書を見ながらニヤニヤしていた。今思えば、「ちゃんと勉強しろよ自分」と言いたくなるが、当時は楽しかったのだ。さて、今回のブログはこんなことを書くためのブログではない。この質問の仕方についてを議論するために書いているブログである。

「おすすめの参考書なにかありますか。」

という質問を聞かれた時、皆さんはどのように答えるのだろうか。今聞かれると、僕は「えっと、、、、」ってなります。明示的な理由ではあるかもしれないが、何の教科についてがわからないからである。では、この質問だとどうだろうか。

「英語の参考書で、何かおすすめはありますか。」

この質問に対しても、僕はおそらく「えっと、、、」となるだろう。なぜなら英語のどの分野なのかわからないからだ。もしかすると、この質問をしてくれた生徒は、文法が苦手なのかもしれない、または長文が苦手かもしれない。この質問だけで安易に回答しては生徒側には失礼な気がする。(質問返ししたらいいだけなのだが)
では、この質問はどうであろうか。

「英語の文法の参考書で、何かおすすめはありますか。」

これなら、ようやく答えれる質問だとブログをここまで読んでくれた方は、思っただろう。けれども、性格の悪い僕はまだ、ツッコまないといけないところがある。文法の参考書でも、文法の特定の分野が苦手なのであろうか、それとも全体的に苦手なのであろうか、また一通り文法書が終わってしまっていて、何か新しいものを探しているのであろうか。などなどまだまだ、可能性というのが、捨てきれない。
ここまで来ると読者がうんざりすると思うので、この辺りで止めておくが、質問というのは難しいのである。もしかすると僕の考えすぎかもしれないが、的を得た質問をするには、自分の質問したいことをある程度までは、曖昧性を覗かなければならない。が、これは会話がないという前提に立っている質問なので、そういう条件になるだけだろ、、。と言われれば、それはそれでそうなのであるが。

書いている僕自身も書きながら日々反省するのである

by 炭酸水ケンタ

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