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ラジオ番組はコミュニティ運営の参考になる!? ~「木梨の会。」編

  最近の私のマイブームは、radikoでラジオ番組を聞くこと。

 通勤時間やランチTime、寝る前など、隙間時間に、学生時代によく聞いていた「オールナイトニッポン」や音楽番組など、いろいろ楽しんでいます。
そして、ただ楽しむだけでなく、取り組んでいるコミュニティ運営にも役立つことがあるなと学ばせてもらう機会も、かなり多いです。
※そのきっかけを書いた記事↓

 今、私が楽しみながら学ばせてもらっている番組の一つが、とんねるずノリさんのラジオ番組「木梨の会。
なんと、土曜日の朝6時からやっている番組です。

  この番組は、とにかく、リスナーを巻き込む力が凄くて、楽しみながら、コミュニティ運営の極意みたいなことを学ばせてもらっています。
いくつか例を出して、ご紹介します。

1.「リスナーと一緒にフェスのステージに上がる!」
(自己表現の場の提供)
  昨年から、初めてソロで音楽活動をスタートしたノリさん。
普通だと、その活動の流れは下記のような感じかと思います。
「曲を作って→番組で流して→買ってもらう→ライブに来てもらう」
リスナーは、ファンでありお客さん。
しかし、この番組は違いました!
「曲を作って→番組で流して→フェス(氣志團万博など)への参加を告知→ステージダンサー募集→一緒にステージに上がる」
大半のリスナーは、もちろんファンでありお客さんなのですが、中には一緒にステージにあがるリスナーがいて、演者側にも回れる人がいる!
しかも、ダンサー募集といいながら、実際には「ステージ上でマッサージがしたいというマッサージ師の男性」や、「ヘソ踊りが得意な男性」が合格するなど間口が広い点も、「自分も参加できるかも?自分でも何か表現できるかも?」といった感じで、関与度が高まるのではないかと思います。

そして、フェスのステージを見に行く側は、ノリさんだけでなく、番組から誕生した100人のダンサーを見る楽しみも増え、そのような体験を経て、「木梨の会。」というラジオ番組(コミュニティ)への帰属意識が高まるのではないかと思います。

2.「交通情報コーナー担当のアナウンサーもステージに上がる!」
(役割の提供)
  この番組が凄いなと思う点は、まだまだあります!
それは、関係性が「パーソナリティーとリスナー」に留まらないことです。
 フェスのステージには、リスナーだけでなく、番組内の「交通情報コーナーのアナウンサー」も上がってしまいます!
  それは唐突なことでなく、日々の番組上で、色々なコミュニケーションが繰り広げられているため、自然な流れのように感じてしまうほどです。
交通情報コーナーというのは、他のラジオ番組だと、番組の切れ目の感じることが多かったですが、「木梨の会。」では決して切れ目ではなく、コーナー終了前に、ノリさんが担当アナウンサーのパーソナリティまで踏み込んだやり取りが繰り広げられています。
そして、フェスが近づいてくると、「本番頼むよ!」みたいな会話となり、「木梨の会。」というラジオ番組(コミュニティ)の一体感を感じずにはいられなくなり、ただ聞いているだけではなく、次は自分も、何かに参加してみたくなります。

3.「リスナー(コミュニティメンバー)の夢を後押しする!」
(自己実現の場の提供)
 通常、アーティストなどとファンとの関係は、ファンが憧れを抱いたり、夢を叶えていく過程を支え、応援していくといったものが一般的かなと思います。
 もちろん、この番組にもその要素はあり、ノリさんの初めてのソロでの音楽活動で、ユニバーサルミュージックからのデビューが決まったことを喜んだり、

 1stアルバムが、オリコン週間デジタルアルバムランキングをはじめ、Billboard Japanアルバム速報ランキングなど7冠を獲得したことを喜んだりもします。

 ただ、「木梨の会。」は、それだけに留まりません!
番組で、リスナーの夢を募集して、それを実現していくために、いろいろ機会を提供したりして、応援していくのです。

  最近の番組では、落語家を志望している14歳の中学生のリスナーがスタジオに登場し、ノリさんが親交のあるゲストの林家正蔵さん( 落語協会副会長)の前で、小咄を披露しました。
ノリさんは正蔵に弟子としての入門を依頼し、正蔵さんも「かなりの腕前!将来有望!」と前向きに考えると返答していたりしました。
今後の展開楽しみです!

最後まで読んで頂きありがとうございます。
上記のように、「木梨の会。」には、自己表現の場や、各自の特徴に合わせた役割が与えられることで、居場所を感じられるリスナーが多くいるように感じます。
  また、上記の落語家志望の14歳のリスナーのように、自己実現を後押ししてくれる環境もあるので、関与度が非常に高く、ラジオ番組という枠を超えて、完全にコミュニティ形成ができているなと感じています。
  1stアルバムが、オリコン週間デジタルアルバムランキングなどで7冠を獲得したことも、もともとのノリさんのファンだけでなく、コミュニティパワーが結集した一つの成果のように思えます。

今年も、熱狂の渦がどんどん広がっていきそうで、ますます楽しみです!
 今後も、楽しみながら、いろいろ学ばせて頂こうと思います!

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