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みんなの、探究学舎

こんにちは!探究学舎の海渡です。

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新入社員の僕が、探究学舎の全社合宿での出来事を、レポートにしてみました。ご覧ください!

全社合宿

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2022年1月、探究学舎の全社合宿が、軽井沢プリンスホテルで行われました。

初めての会社全体での合宿ということで、40名が参加しました。
合宿では、今後の探究学舎を見据えての、対話や分かち合いのセッションが用意されていました。

その中で、企業理念を策定するというセッションがありました。

これまで、企業理念を策定するために、
やっちゃんやたまみさん(宝槻圭美)を中心に、
たたき台が用意されており、今回の合宿で、スタッフに共有され、決定していくことになっていました。

1日目

合宿は、全3日間に渡って行われました。

初日は、それぞれが、
探究学舎に出会ったきっかけや、
今の気持ち、仕事観など、
主に、自分自身の中から湧き出てくる願い
に耳を傾ける時間になりました。

夜は、おいしいお食事と、サウナに入り、思い思いにリフレッシュできました。

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2日目 午前

そして、迎えた2日目午前、
いよいよ、企業理念のセッションが始まりました。

まずはやっちゃんから、企業理念についての思いを
分かち合ってもらう時間を持ちました。

やっちゃんは、これまでの経緯も踏まえて、
探究学舎が、100億円企業になり、
みんなが経済的にリッチになるんだ!
そして夢を叶えよう。と語ります。

得意のやっちゃん節で、
みんなにインスピレーションを与えるはずだったのですが、
反応はいまいち。拍手もまばらで、ポカーンという感じ。

みんなにとって、探究学舎の未来は
そのように想像していなかったのでしょう。

思っていた通りには、
セッションは進みませんでした。
どうしたら、企業理念を決定できるのか。
モヤモヤが残る中、お昼の休憩に入りました。

2日目 午後

午後のセッションでは、
グループに別れて、
企業理念に向けて、それぞれの願いを
対話の中で紡いでいく時間になりました。

大きな模造紙がいっぱいになるほど、
言葉が生まれます。

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グループで話し合った上で、
やっちゃんがまた、場をリードします。

各グループに話を振りながら、
意見をまとめ、
用意したたたき台に合わせていきます。

このまま決まっていくのか、
と思った時に、ある参加者から、
疑問の声が出てきます。

「結局、やっちゃんが言う通りにやるだけじゃないか。」
「なんのために集まっているのかわからない。」
「そもそも、そんな感じで決めて、いいものになるのか?」

と。
午前から場に立ち込めていた、
不穏な空気が、
一気に流れ出すことになりました。

探究学舎が、これからどうなっていくのか。
その、根幹に携わる場だからこその
真剣な衝突でした。

ここにいる誰もが、自分なりに、願いをもっている。それを大切にしたい。

そう思っているはずなのに、
どうせやっちゃんが決めるんだ。
という諦めの言葉が、聴こえてきます。


それぞれが持っていた疑問や思いが、どんどん場に出されていきます。

僕も、伝えることにしました。

「僕たちがやろうとしていることは、終わらない戦いだと思う。」

今、ここにいる僕らが願うことは。
5年や10年で叶えられるものではなくて、
世代が変わったとしても、
未来の世界の人々にまで、宣べ伝えられ、
少しずつ、だけど確実に叶えられていくはずだから、やっちゃんだけが決めるわけでもない。
一部の人が決めるわけでもない。
ここにいる僕たち一人一人の願いを、みんなで企業理念にして、世界に発信したい。
そして、100年後、1000年後の未来を作っていこう。

そんな思いから、拙い言葉だったけれど、
みんなに向けて、言葉を紡いでみました。

創業者としてのやっちゃんの思い。
一方で、合宿に集った、参加者一人一人の思い。
それぞれが場に出され、
セッションは終了しました。

そして、いよいよ最終日を迎えます。

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3日目 午前

ここまでの2日間の心の動き、流れを感じ取りながら、
全員が一言ずつ、輪になって思いを語ります。
セッション、食事、サウナ、夜の語らい、自然の中の散歩。全身全霊で向き合ったからこその葛藤、本当の願い。

その全てに思いを馳せながら、覚悟をもって臨みます。

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ここにいるみんなで決めたい。その思いから、
これまでの企業理念の枠組みは一旦脇において、
まっさらな気持ちで、それぞれがもう一度向き合い、
グループで対話し始めました。

本当に私たちが願っていることはなんなのか。
私たちがみたい世界は何なのか。
それぞれが重なって、言葉が紡がれていきます。

そして、やっちゃんが再びマイクを持ちます。

「今から、各グループの言葉を眺めよう。そして、その思いを、一つにしていこう。俺がどうこう言うんじゃなくて、みんなで決めていこう。それぞれの声を、みんなで味わっていこう。」

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みんなが、紡いだ言葉。

「驚きと感動。」
「自然の神秘と人類の英知。」
「ありのままでいいんだよ。」
「自由自在」
「この世界を味わってほしい。」
「すべての子どもたちと、かつての子どもたちへ。」

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みんなの探究学舎

そして、全ての言葉がが語られた後、
やっちゃんが語ります。

「俺は、今、あることを決めた。」

「株式会社ワイズポケットは俺が始めた、俺の会社だった。」

「だけど、今。ここにある、探究学舎は、もはや、俺のものではない。ここにいる、そして関わってくれる、みんなの、探究学舎だ。」

「ここに、宣言する。これよりうちの会社は、株式会社探究学舎と社名を変更する。これは、みんなの、会社だ。社長も社員もスタッフも、関わってくれるみんなの、会社にしよう。」

これまでの、やっちゃんの歩み。そして、みんなで作り上げてきた、探究学舎の歩み。そこに、新たな1ページが追加されることになったのです。

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私たち、探究学舎の願い。

そして、やっちゃんは続けます。

「探究学舎から、手紙を書こう。私たちが願いを込めて、世界の人々に、届けよう。それをもって、この合宿を締めくくりたい。それぞれが、願いを言葉に紡いでほしい。それを一つにして、みんなの探究学舎として、届けよう。」

そうしてセッションが終了し、それぞれが思い思いの過ごし方をしながら手紙を書くことになりました。

昼食を食べる人、散歩に出かける人、サウナに入る人。

昼間のサウナに、
探究学舎の屈強な男たちが集い、
それぞれが伝えたい願いに、思いを馳せます。
あんなに張り詰めたサウナは初めてでした。

そして、それぞれの言葉が次第に集まってきます。
私の願い。そして、探究学舎の願い。
それぞれが紡いできた言葉。
驚き、感動し、時には葛藤や憤りを持ちながらも、
自分自身で、向き合ってきた、願い。
少しずつ重なり合い、素敵な旋律を奏ではじます。

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そして、迎えた合宿最後のセッション。

やっちゃんが、
みんなの探究学舎として、
手紙をまとめた詩を、
発表します。

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小さな一歩かも知れないけれど、いつか世界を変える、大きな旅路に踏み出す、大切な一歩。

これは、私たち、探究学舎の願いです。

ご覧ください。

(*こちらの動画は、諸般の事情により、一時公開を見合わせております。ご迷惑をおかけいたします。)


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