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生みの苦しみ、その後。


10年以上前に、受けたカウンセリングの場で、辛いことに直面した。セラピストは、まっすぐな視線で私を見据え、「今、苦しいでしょう?生みの苦しみを味わっている、、、、、」という青臭い台詞を放った。この痛み、苦しみから、いったい何が生まれるの??と、衝撃を受け、どうゆう意味かよくわからない不可思議を感じたものだ。
カウンセリングは、クライアントの心を探究するスキューバダイビング。セラピストというインストラクターとクライアントの共同作業。
セラピストも、クライアントも、共に互いの役割の産婆。
私はクライアントとして、地に足つけ自律した等身大の生活を選択したがる自分を生み出した。
セラピストは、困難事例に対して新しいカウンセリングの地平の業績を作った。
そう考えたらば、カウンセリングは、魂のエネルギーの相乗効果を呼び起こす特殊な出産体験だった。

1人で生み出せなくて表現出来ずに固まっていたところ、魂の産婆として現れてくれたカウンセラーさんを、尊敬し、感謝して、今の生活をしています。

命の根に響く、厳しく優しいセラピストやアーチストという魂の産婆たちと、向き合った真剣な時間の感動は、痛みや苦しみを入り口にして、探していたものにやっと出会えた、お金やモノには変えがたい、私の人生の大切な大切な魂の宝物、痛みと代償を伴う人生の羅針盤になった。

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