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【読書メモ】 「AIvs教科書が読めない子どもたち」

読んだ。「AIvs教科書が読めない子どもたち」。
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・AIとAI技術は別のものである。
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・AIとは知能を持ったコンピュータのこと。そして、AIはまだどこにも存在していない。
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・シンギュラリティとは技術的特異点と訳され、AIが自律的に自分自身より能力の高いAIを作り出すことが出来るようになった地点のことをいう。
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・論理、統計、確率。これが科学で使える言葉の全て。
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・AIは四則計算でしか動かないので、「論理」「意味」を理解できない。
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・ディープラーニングなどの統計的手法の延長線上では人工知能は実現できない。
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・ディープラーニングは一定のフレームのなかで十分な量の教師データを準備しないと機能しない。その教師データは人間が作る。
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・数学の言葉は数学者しか本当の意味で採点できない。
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・ディープ・ラーニングは過去のデータを分析して判断しているにすぎない。社会が歪んでいれば、その歪みを増幅してしまう、
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・Siriに使われているのは音声認識技術と情報検索技術。授業検索は確率と統計で導き出している。ただしその精度が100%になることはない。
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・近い将来、AIによって半数ほどの仕事が代替可能となる。しかし、AIによって代替不可能な仕事を遂行できる能力を持っている人は2割ほどしかいない。
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・基礎読解力が低いと、偏差値の高い高校にはは入れない。
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・貧困は読解能力値にマイナスの影響を与えている。
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・アクティブ・ラーニングは絵に書いた餅。推論が正しくできない人ばかりが集まってグループ・ディスカッションをすると間違った回答が蔓延する。
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・AIと共存する社会で多くの人がAIにはできない仕事に従事できるような能力を身に付けるための教育の喫緊の最重要課題は、中学を卒業するまでに中学校の教科書を読めるようにすること。
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・読解力を鍛えるには、多読よりも精読、深読に効果があるのでは?
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・人間に期待するのはAIにはまだ難しい「同義文判定」、AIには不可能と思われる「推論」「イメージ判定」「具体的同定」の能力。
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・経済の原則
①一物一価 ②情報の非対称性 ③需要と供給が一致したところで価格は決定される。
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・AIの発達によって情報の非対称性が解消される時間が短くなり、一物一価に収斂すらまでの時間がどんどん短くなっていく、
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・AIでは絶対に代替できない仕事の多くは女性が担っている仕事。
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・不合理の存在するところにビジネスチャンスがある。重要なのは柔軟になること。そして意味を考えること。
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