見出し画像

【読書メモ】 「 マイパブリックとグランドレベル 」 田中元子

読んだ。「 マイパブリックとグランドレベル 」
.
.
.
・「マイパブリック」とは、"自分で作る公共"である。
.
・アドラーの幸福三原則 とは「自己受容」「他者信頼」「社会貢献」。
.
・公共的であるべき「まち」と私たちの関係が希薄になっている。これを取り戻す取り組みが「マイパブリック」。
.
・個人が作る私設公共=マイパブリックは、「みんなのもの」という責を負わない。
.
・いろんな人がいろんな毛色の公共を作れば多様になり、自分に合った公共を選べるようになる。
.
・「マイパブリック」は趣味と社会との交点。自分のやりたいことを無料でふるまう。カジュアルな社会貢献。
.
.
・「グラウンドレベル」とは、建物の1階。地面に立って自然に視界に入ってくる風景。
.
・「まち」は1階と地面がクロスする部分、自然と目に入る「グラウンドレベル」にある。
.
・グラウンドレベルを一目見れば、そこの人々がまちに対してどのくらい能動的に参加しているかが伝わってくる。
.
・死んでいるグラウンドレベルには人がいない。そこに「余地」がないから居場所が生じない。
.
・生きたグラウンドレベルとは、「出会う」「くつろぐ」「遊ぶ」「話す」「食べる」といった行動を誰しもが能動的に自然に実現できる「場」。
.
・良いグラウンドレベルを作る基本は「禁止」ではなく「自由」主導のルール作り。
.
・効果的なグラウンドを作る基本は「出会いのきっかけ作り=絡まりしろ」「人とまちが一体化する仕掛け=関わりしろ」「施設や空間とまちの間の中間領域=繋がりしろ」。
.
・グラウンドレベルの活性化には、建物の管理とは別にまちの管理人「アーキテクチュアルマネジメント」が必要。
.
・人は互いに存在するだけで無意識のうちに何かを与え続け、ふるまい続けてしまう。どうせなら、自分の楽しみとしてデザインする、それが「マイパブリック」の概念。
.
・まちという「グラウンドレベル」が、さまざまなマイパブリックによって、いきいきと生きていて欲しい。
.
.
.
#読書記録

いただいたサポートは旅先で散財する資金にします👟 私の血になり肉になり記事にも反映されることでしょう😃