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スタートアップ企業が、増える予感

コロナ感染で社会や産業、そして人の価値が変わろうとしている今、所属企業から離れてスタートアップで起業しようとする志の高い若手(とは言っても20代後半から30代前半?)が増えてきた、という話をききました。元々起業家志向ではなくても、今回のコロナショックで人々の意識が変化し、zozo創始者 前澤さんの企画である「前澤ファンド 十人の起業家」プロジェクトが更に背中を押した形ですね。ビジネスの可能性を引き上げてくれています。10人に10億ずつですからね。日本発の民間人による大きなイノベーションは、国が後押ししているビジネスコンテストより広報や採択のスピードが速く、注目されていますね。

以前から表立った「ビジネスコンテスト」は存在しており、優秀なグループには都道府県から出資金があったり、国の助成金を使い事業拡大をする話はありました。また、ビジネスコンテストが通った後にも事業が継続している場合は、地元の新聞社や地域の地場産業推進センター等でも紹介されています。産学官共同プロジェクトも盛んですね。

スタートアップには今までの社会活動には存在しない斬新なものから、伝統の継承を若手にという継承プロジェクト、教育、地球や宇宙などの科学関連、インフラ整備、時間軸を変化させるICT活動など、SDGsもからめた多くの事業を、情熱と共に生み出しています。その道で生きてきた人、ノウハウを持って異業種で経験を積んできた人、様々な環境の中で産業活動をしてきた人が、目的をもって事業を進めています。出資金が〇〇億必要だ、と見立てた場合、クラウドファンディングだけでは集められないため、新聞社主催のビジネスコンテストで広報も兼ねたお披露目をして、その後に大きな出資を募る、という方法が無難です。

キャリアコンサルタントは、この分野での後方支援が可能でしょうか。事業計画書の作成支援、助成金や事業資金の調達方法、広報の在り方等、経験があれば早いですが、経験もなく情報のキャッチが遅い場合は「キャリアコンサルタントは不要です」となりかねません。
給与や謝金を頂くため価値提供はできますか?
人をやる気にさせるだけで事業は成立しますか?
そもそも軌道に乗るまで仲間(社員)を求めることは無いので、価値提供ができても謝金をもらえるような仕事とは程遠いと考えた方が良いでしょう。

エコシステムスタートアップ 


キャリアコンサルタントは、上の図(ジェトロ作成)を見て、スタートアップのエコシステム概念図が何を意味するのかを知っておく必要があります。特に「機会」の欄にはコンテスト名がでていますので、公開されているHPや公式サイトに目を通しておくことをお勧めします。

最後になりますが、スタートアップの魅力について。これは、ストックオプション制度(株式会社の従業員や取締役が自社株をあらかじめ定められて価格で購入できる権利)に尽きるかな、と私は考えます。

ストックオプション

ストックオプション2

上の資料は経済産業省のHPに掲載されているものです。税制優遇の説明です。他にも、スタートアップには国が背中を押してくれる制度が多くあります。

事例と言えば、最近ではメルカリの上場が有名ですね。自社株を持っていた従業員が〇億円を得ています。そこに到達するまでは、学園祭を再現するような楽しさと、知恵や人脈だけでは成し遂げられない厳しさがありますけど。〇億円はドリームジャンボ宝くじより大きい金額ですよ。
夢がありますね~!!

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