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キャリアコンサルタントに必要な資格って何?―Ⅲ(メンタルヘルス関係)⑤

コーチング⇔ティーティング⇔カウンセリング というように、キャリアコンサルタントはクライアントの状態に合わせて、支援の内容を使い分ける必要があります。それぞれについての知識が必要なのは言うまでもなく、メンタルヘルスの学習は、キャリアコンサルタント養成講座での学びだけでは到底追いつきません。そこで、複数あるメンタルヘルス関連の学習が必須となるわけです。
では、メンタルヘルス関連の資格の中で、どの資格を保有している人が多いかについて述べてみます。
① 産業カウンセラー https://www.counselor.or.jp/
② メンタルヘルスマネジメント®検定試験 
 https://www.mental-health.ne.jp/
③ 認定心理士 https://psych.or.jp/qualification/
④ 公認心理師 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000116049.html
⑤ 臨床心理士 http://fjcbcp.or.jp/shinrishi/


①②③④については説明済み、今回は⑤について説明をします。

⑤ 臨床心理士について
民間の心理士資格の中では一番の上級資格です。臨床心理士になるには、日本臨床心理士資格認定協会の資格試験に合格することが必須要件となります。ただし資格試験を受けるためには、あらかじめ臨床心理士養成に関する指定大学院または専門職大学院の修了を基本モデルとする“受験資格”の取得が必要です。http://fjcbcp.or.jp/rinshou/juken/
 一般的には指定大学院や専門大学院を修了した後に所定要件を充足していることが条件となります。
 現在は、大学院を修了し、1年間の実務経験を経た後に受験資格が得られていました。公認心理師資格の誕生と共に、授業カリキュラムの見直しもなされ、心理学部を持つ大学は変化の最中とも言えます。学校選びは、よく調べてから、そして、臨床心理士として働いている方からのヒアリングをして、自分が目指す方向性と合っているかよく検討することをお勧めします。
学びの内容の難しさだけではなく費用と時間もかかりますので、生活の維持と環境を保つ工夫も必要です。

一般的に、心理職は病院勤務以外は「食えない」職種と言われています。給与の補償ができるか否かは、就職活動を通しての出会いかもしれません。
但し、素晴らしい仕事です。


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