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転職活動 「冴える」応募書類

オリンピックの延期、5G到来、コロナショックなど、何気ない日常が大きく変わろうとしています。そして、去る者、迎える者、労働市場の変化も大きく様変わりしようとしています。

今まで安泰と思っていた職業に就いている方、高年齢になってからの初めての転職活動を進めていく方もおられることでしょう。特に若年者は賃金が安いので「成長」を見込める業界では「内定取り消しを受けた学生さん、第二新卒さん、いらっしゃい!」と快く迎え入れてもらえます。
また、管理職経験を活かして活躍してもらいたい、と、エンジニア関連でも「技能者さん、いらっしゃい!」と迎え入れてもらえます。

転職エージェントがリストラサポートをしない企業であれば、ハローワークでの職探しが一般的となります。できれば、今までの生活パターンを崩さないように、職業訓練を受講して仲間と共に次のステージに旅立つ準備をすることもよいでしょう。但し、春は、専門学校等が募集を締め切っていますので、雇用保険受給者用の職業訓練か求職者支援訓練が一般的になる地域も多いと思います。今迄の自分を受け入れるための、ゆっくりと身体を癒す時間も必要です。但し、そんな時は、キャリアコンサルタントに相談をしてもらえると、自分の知らない世界を知るきっかけや方法論も教えてもらえますので、まずは、ハローワーク等の職業相談窓口でキャリアコンサルティングの申し込みをされるとよいと思います。

さて、応募書類ですが、これから作成する方には「ありがとう」をどの様な時に言われたかを思い出して、手帳等にメモをしておくことをお勧めします。
特に、職場での「ありがとう」は役立ちます
管理職経験のある50代の方が転職活動をする時、例えば部下がメンタル不調にならず、メンタル不調での休職者を出したことがないならば、それはマネジメントができている証拠になります。部下が産休に入った後のチームマネジメント、産休後に復帰した後のマネジメントも同様です。急に介護休職をとることになった部下のフォローマネジメントは急にできるものではありません。日常のコミュニケーションや職務の見える化、業務分担とフォロー体制ができている証拠なのです。上記は業務についてですが、動くのは人です。そこには「感情」がついて回ります。「ありがとう」「助かりました」「感謝しています」「安心してお休みが取れました」などの言葉があるはずなのです。

このように自分に向けられた「ありがとう」を探すことで、冴えた応募書類が活きますし、エピソード記憶が蘇り、面接時も軽やかに応答できます
上手なキャリアコンサルタントはグイグイと引き出してくれます。残念ながら、これはくじ引きみたいなもので、ベテランだから上手なキャリアコンサルティングができるとは限らないのです。ですから、まずは自分でできる事として、自分に対して向けられた「ありがとう」を探してメモを貯めていきましょう。書類作成時だけに役に立つのではなく、心理的にも効果が高いです。モチベーションにもつながります。貴方の魅力のモトですからね!

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