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語尾に「ぴょ」

「わかったぴょ!それでおっけーぴょ!」

公演前に、なぜか語尾にぴょを付けなければ、人と会話できない状況になってしまった。
最初は、こんなこともあるかーと思って面白がっていたのだが、24時間経っても「ぴょ」が無くては、会話できなくなってしまって、むしろ、「ぴょ」を求めて会話しているといっても過言ではなかった。そして、敬語や標準語への切り替え(買い物のとき等)が煩わしく思えた。
これが、第2言語の人の脳内か〜とか、馬鹿なことを考えたりしました。

怖くなってこの現象を調べると、「幼児退行」と言うらしい。人はストレスを弱めたりする「防衛規制」を自然とやってるらしいんだけど、ストレスが大きすぎると、「防衛規制」が出来ずに怒鳴ったり手が出たり、赤ちゃん言葉を使ったりするらしいのです。これが「幼児退行」てなわけです。

そんなわけで、防衛規制がうまく働かず、わたしは「ぴょ」が使えるようなったんです。

ビジネスメールばっかり打ってると、しんどくなっちゃいませんか。(世間から怒られそうですが)
わたしは、「お世話になっております」文化は、数年後には滅びると思ってます。
文頭に絶対つける「お世話になっております」あれ以前、全然お世話してない人から送られてきて、あー、この程度でもお世話してることにカウントしていいんだ。と思ってから、脳死で文頭に書いてしまうんですが…。絶対一人一人に違うメッセージを書いた方がいいと思っています。(個人的には)
なので「お世話になっております」は、逃げの一言としてます。でも、アイデアが浮かばなかったり、余裕がない時はガンガン使っているので、何も言えません。
でも、ビジネスの世界は個性よりマナー!
脳死の「お世話になっております」こそが無難。
私は、いつか、この人と仕事したいと思ってもらえるような、アジのあるメールが書けるようになりたい!と思ったりしつつ鍛錬。

なので今回は、逆に幼児退行を利用して個性を出して(出さざるを得ない)コミュニケーションをとってみることにしました。

「〇〇してくれたぴょか?」
「はい。完了してます。〇〇のほうお願いしたいです。」
「わかったぴょ!ありがとうぴょ!がんばるぴょ!」

こうやって「ぴょ」を駆使すると、なんだか感情が程よく無になるんですよね。あと、感謝する余裕が生まれる。
張り詰めた緊張感がなく、確認作業とコミュニケーションへ意識を持っていけると言うか。
これは、私が不器用なだけかもしれないけど、言葉とか語尾ひとつで感情をコントロールできるのってすごいなと感じました。

何がいいたいんだろ。
疲れたらぜひ、ちょっと試してみてください。
合法で楽になれます。

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