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何のためにデータ探してるんだっけ問題


知識が無い人なりの市場データ探し

「自分が作ろうとしている本は、果たして世の中に求められているのだろうか」を確かめるべく、いろんなデータを漁っておりました。

公官庁のデータ見たり、PR Timesで調査結果見たりなどなど……

でも、やればやるほど「自分がやりたいことを、客観的に『正しい』と認めてくれるデータ探し」みたいになっちゃってるんですよね。

それなりにヒントに出会う

とはいえ、これまでにあまりやったことない作業をすると、新しい発見にも出会えます。
そこで出会えたのが「消齢化」という社会の傾向。

消齢化とは、簡単に言うと、

生活者の意識や好み、価値観などについて、年代/年齢による違いが小さくなる現象のこと

年齢による違いが消えている?「消齢化」研究を公開中ー消齢化lab.

消齢化への有識者のコメントを読んでいくと、「年齢ごとに分けたマーケティングがやりづらくなってきた」「世代を隔てても、共感しあえる価値観がある」「20代と60代、両方で同じ答えを出していても、その背景にあるものは異なる」「小さな違いを尊重しあい、大きな同じで人と人がつながっていくのでは」「学歴による価値観の差は残っている」(これら、すべて自分の浅い理解で書いています。ちゃんと知りたい人は上記リンク先読んでみてください)という見解があって、面白いなと思いました。

何が面白いんだろう…..と考えてみると、自分の中にある

  • 年齢や役職など、上下関係を強く意識する環境下にいた経験が少ない

  • 若い方、先輩方、両方との付き合いがある(そして同世代が少ない)

  • 〇〇世代というカタマリより、一個人として人を認識したい

  • みんな個別に大切なものを持っているよね!

みたいな感覚にマッチするからかもしれません。多分。多分…..

「消齢化社会」に関するトークイベント内で話されている以下の言及も、自分の「一個人として認識したい」の気持ちにリンクするような気がしています。

近年、主題化される対象として「個」が際立っている印象はあります。自分と似た人が出ているからメッセージが届くわけではないと思うんです。例えば、漫画の『海を走るエンドロール』は、パートナーと死別した高齢女性が映像制作を志す話ですが、私の属性はこの主人公とほとんど重ならない。それでも、特定の個に強くフォーカスし、その体験を詳細に伝えている物語だからこそ、私も感じ入るところがありました。何が言いたいかというと、特定の個人のディティールを描く方が、誰にでもピンときそうな話をするより、かえって深く届くということはある。

「消齢化社会」ってなんだ!?-年齢に関係なく価値観でつながる時代を生きる 博報堂生活総合研究所×谷川嘉浩氏トークイベントレポート |博報堂WEBマガジン センタードット


・・・と思いつつ、あれっ、結局私は、自分にとって都合の良さそうな情報を、自分にとって都合がいいように解釈しているのでは、と思いました。

マーケットリサーチを学んでみたい

もやもやとデータを探しつつ、基本的に苦戦しかしていません。

が、「マーケットリサーチ」をして、そのリサーチ結果を見ながら「こんな傾向があるのかも」と予想を立てられるようになりたいなと思いました。

最初は「マーケティング覚えたほうがよいのかも?」と思ったのですが、今までのスキルや経験では、マーケティング戦略についてうまく掴めず。

なので、より取材や制作に結びつけやすい(と、私は思っている)マーケットリサーチ(要するにアンケート)を実施して「どんな本が求められそうか」を探ってみようと思っています。

「世の中的にこんな意識がある」「こんなことで悩んだり困ったりしている人がいる」→取材や編集の力で、それを少しでもいい方向に解決することができたらいいなあ。

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