見出し画像

燻製をする日常

僕は、たまに燻製を作ります。

燻製と言ったらBBQやキャンプの際にやるイメージがあるかもしれませんが、僕は枝豆を茹でる感覚で燻製をします。

今回は、そんな僕の日常で皆さんからしたら非日常であるだろう燻製についてお話します。


燻製を始めたきっかけ

僕が燻製を始めたのは、ちょうど2年前くらいです。

新型コロナウイルスの流行が蔓延し始め、徐々に外出が制限され始めた頃です。

なぜ、燻製を始めたか?正直、理由は自分でもわかっていません。

本当に思い付きです。突然、「燻製やりたいな」って思い付き、そのままAmazonでポチっていました (笑)

燻製器と固形燃料、あと燻製チップ 合計4144円

画像1


コロナの影響で外出が制限され始め大学の授業もリモートに移り変わり、いわゆる”お家時間”が長くなりました。

今まで外にいる時間の方が長かった僕からしたら、急に家の中に籠っていろと言われても何をしていいのか分かりませんでした。

最初は、ソファやプロジェクターを買ったりしてそれなりにお家時間を充実させてはいたのですが、なにか物足りない。そして代わり映えのない毎日に飽きてしまいました。

でも、燻製をやろうと思い立ちAmazonで探している時・購入する時はわくわくしていました。

今まで燻製はしたことなかったし、特別燻製料理が好きなわけでもなかったけれど

自分が燻製をしている姿を想像しただけでもう楽しくなっていました。

燻製器がアパートに届くと、キッチンの換気扇下で初めての燻製をやりました。

説明書を見ながら見様見真似でやりました。

箱を空けて、燻製器を組み立て、燻製チップを盛り、食材を並べ、固形燃料に火を付け

タイマーをセットし、蓋をし、後は見守るだけ。

初めて燻製したのは、チーズとホタテと鯖

チーズとホタテはわかると思うのですが、鯖をやったのは冷蔵庫にたまたまあったからです。

固形燃料が燃え尽きるまで火を眺めること約10分、消えたあとはそのまま冷ましながら香り付けを約5分します。

そしてついにオープン!

蓋を開けた瞬間に湯気が立ち、燻製の香りが広がりました。

そして、湯気が上がっていくのと同時にこんがり黄金色のチーズとホタテと鯖が見えてきて

テンションは最高潮です。

すぐに、お皿に盛り付け綺羅星で緑茶ハイを作りました。

画像2

はい、もう大優勝でした。

正直、燻製の正解がわからなかったのですがとにかく美味しかったです。

本当にびっくりしました。普通にチーズ、ホタテや鯖を食べるより燻製をするだけで数十倍も美味しくなるのだなって。

そこからは、本当に沼です。

夜な夜な暗い部屋で緑茶ハイを飲みながら燻製をする日々が続きました(笑)

ウインナーベーコンチーズ卵牡蠣ナッツエリンギ などなど。


これは正解、これは失敗

色んな食材を燻製してみて、これは美味しかった!というものとこれは失敗した、 、というものを紹介します。

最初に話しておくと、基本は燻製すると美味しくなります。というか不味くなったものはありません。

僕的に、No.1美味しかったのは

「豆腐」です!

豆腐?って 思うかもしれませんが、これが美味しいのですよ、、

作り方は、まずキッチンペーパー豆腐を包み、その上から重りを乗せて豆腐の水分を取ります。豆腐の水分を取ってから燻製しないと香りが付きにくいのと燻製時に水分が大量にでてきてびしゃびしゃになってしまいます。

少し手間は掛かってしまうのですが、こうしてできた豆腐の燻製に少し塩を振って食べるともう最高です。緑茶ハイはもちろんワインにも合います。

画像3

ちなみに海鮮系は間違いなく美味しいです。サーモンエビイカ牡蠣ホタテ

逆に失敗したものは「ホタルイカ」です。

これは、何が失敗したかというとホタルイカを燻製したら溶けていなくなってしまったのです。

(写真はグロいので自粛します、、)

多分、豆腐同様ホタルイカも水分を飛ばしてから燻製しないといけなかったのをそのまま燻製してしまったからぐちゃぐちゃになってしまったのだと思います。

失敗以来、まだ再挑戦はしていないのでいつか再挑戦したいと思います、、

家で燻製をやるということ

まあ、普通家の中で燻製をやろうとは思いませんよね。

部屋が臭くなってしまうとか、片付けが面倒臭そうだとかそんなイメージがあると思います。

でも、僕が使っている燻製器のサイズは小さく煙もほとんど出ないものなので部屋に匂いが付くことはありませんでした。

片付けも、たわしさえあれば秒で片付けることができます。

調理も燻製チップを盛り、固形燃料が燃え尽きるのを待つだけなのでとても簡単です。実は、燻製って家でもできる簡単な調理方法なのだと思います。


燻製の魅力とは

実際、僕は燻製を語れるほど僕は燻製に詳しくはありません(笑)

チップや燻製の時間など調理方法なんて知らないしこだわりも全くありません。

ただ、燻製が好きなだけです。

その中でも、僕が思う燻製の魅力は大きく3つあります。

1つ目は、なんと言っても“美味しい”!

そのままでも美味しい食材かもしれませんが、燻製をすることで何十倍も美味しくなるんです。

2つ目は、“手間はそんなに掛からないけど時間を掛けて作れる”という事です。

これはちょっと分かりにくいかも知れません。説明すると、料理にひと手間を掛けることがやりがいで料理が好きな人っていると思います。でも、そのひと手間を掛けるのって僕からしたら簡単にできることではないのです。できるだけ楽はしたいじゃないですか?でも、何にでも共通していますが、やった感って気持ちいいじゃないですか? (笑)それです。食材はセットするだけ手間は全然掛かりません。ただ時間を掛ける、待っているという行為をすることでやった感を得ることができるのです。それがいいのです(笑)

3つ目は、2つ目と似ているのですが「待っている間が楽しい」。これは、焚き火を見ている感覚と似ています。固形燃料が燃えているのを見ていると落ち着きます。それに加え、燻製チップが燃えている匂いがとても癖になります。

この3つの理由があるから燻製はハマってしまいます。

多分、今までの説明で燻製の魅了が伝わった方はいないと思います。 (笑)

ただ、少しでも興味を持ってくれた方はぜひ1度やって見て欲しいです。

1度やってみれば、きっとハマると思うので。

.

今回、なんでこんな話をしたかというと

今、またコロナのせいで外出できない毎日になってしまいました。

制限のある生活は辛いです。ただ、僕が燻製を始めたのは生活が制限されたからです。

今までとは違う日常だからこそ新たな発見はあるって気が付けました。もちろん、1日でも早くコロナが終息することを望んでいますし1日1日が終息に向けて進んでいると信じています。その中で今を耐えるだけの毎日にするのではなく、新しい発見を探す毎日に僕はしたいです。

コロナでおうち時間を退屈させているなら、一緒に燻製しようか

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?