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バーチャルウォーター~私たちの生活を支えるすべては水~ビジ単【#20】

バーチャルウォーターとは?

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バーチャルウォーターとは、食料を輸入して消費している国において、もし輸入した食料を自国で生産するとしたら、どれくらいの水が必要かを計算したものです。その推定の水の量をバーチャルウォーターといいます。

例えば、環境省が出している例をあげると、1kg のトウモロコシを生産するには、灌漑用水として1,800 リットルの水が必要です。また、牛はこうした穀物を大量に消費しながら育つため、牛肉1kg を生産するには、その約20,000 倍もの水が必要です。

なぜバーチャルウォーターという考え方が必要?

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日本は食料自給率が低いため、海外の水に依存して生きているといえます。

そんな中で、海外で水質汚染などの問題がとしましょう。その問題を日本は「他国のことだから」「日本の周りの海ではないから」と、放っておけるでしょうか?

海外の水に依存している日本は、海外の水質問題を無視していてはいけません。

そんな意識をしっかりと持つために、バーチャルウォーターという考え方は必要だといえます。

おわりに

ここまで読んでいただきありがとうございました。環境省のバーチャルウォーターの解説はこちらに載せておきます。バーチャルウォーター計算機などおもしろい機能もあります。活用してみてください。

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