比較優位～強いところで補い合って～ビジ単【＃22】

比較優位とは？

比較優位とは「自分の得意な分野に特化すること」をいいます。比較優位について少し詳しくみていきます。

ビジネスとしての比較優位

ビジネスで比較優位と聞くと、貿易の例が良くあげられます。各国がそれぞれの得意とする製品を作り、世界中で売り買いすることで他国での生産に向いていないものを輸出し、自国での生産が難しいものを輸入する。これは、比較優位の考え方です。

学生に知っておいてほしい比較優位

中学、高校、大学、大学院にいくにつれて、比較優位であることが大切になってきます。中学高校では、普通科であれば、たくさんの種類の教科を勉強し、まんべんなくできることで成績がつきます。でも大学、大学院にいくと、自分の専門分野を持ち、１つのことを極めているほうが貴重な人材といえます。自分が比較優位になれる分野をしっかり検討しておくとよいでしょう。

ただ、義務教育までの主要５教科は絶対にできて損はないです。

国語ができることで理解力・伝える力がつく
数学ができることで論理的・効率的な思考がみにつく
理科ができることで世の中の現象を理解できる
社会ができることで倫理的・道徳的な考え方ができる
英語ができることで世界を相手に活躍できる

この５つは稼げる・稼げない、できる・できない、それ以前の問題なので、怠る理由はないと思います。

おわりに

ここまで読んでいただきありがとうございました。自分の比較優位を理解して、活躍できる人材になりましょう！

このビジ単がのっている本→ぼくの教科書【＃10】イノベーションと企業家精神