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消防署-火の用心に違和感

こんにちは。たのです。
最近、3才の子供がいる影響で毎日、働く車を見るため、消防署と警察署とクロネコヤマトをはしごする生活を送っております。

今回は、消防署に関する話なんですが、ふと気になったんですよね。
・消防車はいつもいる。救急車はたまにいない。なんでだろう。
・消防署に、火の用心って書いてある。うちはオール電化で火使わないけど、火災って昔みたいに起こってるのかな?

消防署職員の皆様には日ごろから尊敬と敬意をもっておりますので、気分を害されたらすいません。

まず、救急自動車(救急車等?)の出動件数について調べました。

総務省(消防庁)報道資料より(全国)

年間600万件も救急車出動してるんですね!少なくとも20年に1回は国民全員が関係してくることになりますね。すげーたくさん!驚愕。
アメリカは、救急車呼ぶと、平均65万円かかるそうで。こんだけ出動回数あったら、どこの国も財政圧迫しますよね。完全無料の国は、日本だけだそうな。

さて、次に消防車の出動件数を調べてみます。
…出てきません。なぜ救急車は出てるのに消防車は出てないんだ。そこで、総出火件数を見てみます。

総務省(消防庁)データ(全国)より

さらに、この件数を仙台市の平均火災出場台数10.4台をかけて、36万台と推定します。(福井県or全国公開データある場所ご存じの方はコメント下さい。)

そうしますと、救急車619万台:消防車36万台となり、圧倒的に救急車の出動回数が多いことがわかりました。また13年前の全国総出火件数は、52,000件なので、減っていることがわかります。

ここで、私が疑問に思ったこと。

①救急は増えてる。火災は減ってる。なんで火の用心なの?救急用心じゃないの?

②救急車200件出動に対し、消防車の出動は1件。だが119番にかけると、火事ですか、救急ですかと聞かれる理由。

③むしろ救急署のほうがわかりやすいんじゃないのか。

では順番に考えていきたいと思います。

①消防署の目的は、何なのか。国民の生命を守ること?安全を保つ?
ちょっとわからなかったので、再び総務省の消防庁の消防行政の概要を確認します。

こちらより、まず最初に火災を予防と書いてあります。そして、次いで、救急や国民保護などがあります。根拠法は、消防法第1条と書いてあるので、こちらに基づくものと伺えます。どういう順番がなされていまの消防法があるのか、さらにページを進めます。

このページまで進むと、わかってきました。元々警察署内にあった消防署が、昭和23年改正により別れて、その後に救急がプラスされています。全国へ救急車が普及したのは、昭和39年、東京オリンピック前年の消防法改正が影響あったようです。

②なぜ火事と救急の2択にしているのか調べましたら、電話かけてくる人は混乱しているため、オペレーターは会話をすることで落ち着かせるため。また、その選択で、緊急車両に乗る隊員は、救急車用・消防車用の準備を始めるそうです。

③消防署が救急署になるのは、きっと火事がなくなる世の中になったときでしょう…。

最後おまけとして、年齢別の救急車搬送人員の割合です。
今後は、増えつづけている高齢者搬送に対応して、用心高齢者?高齢者用心?の周知が求められそうです。

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