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3-2 検定取得にチャレンジする子たち

この記事は,ボクが面倒を見た,高校2~3年生,色彩検定を受けた子たちの受験感想文の紹介資料です。一見「進路指導と関係ないんじゃ?」と思われるかもしれませんが,「普段の授業に一切関係ない<色彩検定>という資格を,自ら選択してお金を出して受験し,そのために放課後や朝を使って勉強した子たち」の感想は,たとえ色彩検定を受けなくても,これから自分の進路を決める高校生たちの何か参考になるのでは?と思い載せることにしました。

■生徒一人目

★☆青春を生きる女子高生へ★☆
星槎道都大学 美術学部2年 ミカミさん 

こんにちは。私は大学2年生のミカミです。今日は“色彩検定を受けようか迷っているあなた”に手紙を書きました。どうぞ読んでください。

「色彩検定って難しいの?」
「私頭悪いけど合格できる?」
「勉強大変?」

こんな疑問を持っているあなた!

全然大丈夫です!なぜなら、色彩検定には数式もなく、地図や古文も無ければ、化学変化も起きません!

私は、高校入試もギリギリの成績で合格し、定期テストは赤点のオンパレード、おまけに学力の学年順位は下から数えた方が圧倒的にはやいのです!そんな私が合格したんです!あなたにもチャンスはあります!

「検定」と聞くと、「勉強が大変」というイメージがありますよね?勉強ってつまらないですよね。ですが色彩検定は一味違います。

色彩検定の勉強は、高野先生のオリジナル授業です。これが、ものすごく楽しいんです。高野先生の手作り実験道具がたくさん登場します。色のしくみをわかりやすく、簡単に理解することができます。机に向かって何時間も教科書を読む必要がないわけです。もちろん座学っぽいところもありますが、内容が堅苦しくなく「へぇ〜そうだったんだ!」と楽しく学べます!驚きがたくさんの高野先生のオリジナル授業!授業が終わり、家に帰ると、覚えた内容を、つい頭の中で考えて、教科書を開いてしまうくらい夢中になります!

 そんな,学校の勉強とは一味違う「色彩検定」。まずはスマホで色を覚えるところからはじめてみませんか??

理科準備室前の廊下

●色彩検定を取得して良かったこと

次に,色彩検定を勉強して良かったことを書いてみます。色彩を学ぶことで、日常の生活が楽しくなりました。例えば通学の電車で、「この人のスーツとネクタイの組み合わせは、彩度は異なるけど、色相は同じだ」とか考えたり。視界に入った色彩を分析してしまいます。分析した結果、「この人の服の色使いありえない!!!」なーんて思ったりね(笑)。

なんとなく過ごしている生活の中に、今までは意識しなかったことも、色彩を学ぶことでたくさんの発見が満ち溢れています!

 私は現在、大学に通いながらアパレルでアルバイトをしています。(アパレル=服屋)アルバイトを始めて早速、「このマネキンにカジュアル系で全身コーディネートして」など頼まれる仕事があります。他にも、お客さんに「この服なら、何色が似合いますか?」など、色彩検定で勉強したことが大活躍しています!!こういった,ファッションやインテリアに興味がある人にもおすすめです。

 そんな私ですが、大学卒業後は、デザイン会社に就職しようと考えています。就職後も、きっと色彩検定の知識が活かせると思います!ポスターや先生との出会いをきっかけに取得した色彩検定。きっかけは「自分の好きな分野の資格が欲しいなぁ」という軽い気持ちでしたが,今は「取ってよかったなぁ」としみじみ思います。

せっかく色彩検定に興味を持ってくれた高校生のアナタ。私見たく,「高野先生と一緒に勉強して,自分の色知識の視野を広げてみたらどう!?」なんて思わずにはいられないのです(^0^)

■生徒二人目

★☆ 迷ったら…Goだね ★☆
北海道芸術デザイン専門学校 1年 モモコ(当時)

みなさんこんにちは〜。高野先生が担任だったクラスを3月に卒業し,4月から専門学校に通っています。モモコといいます。

私は高3の6月に色彩検定3級を受けました。

受けようと思ったきっかけは学校に貼ってあった色彩検定のポスターです。

高2の時に初めてポスター見て色彩検定っていうのを知って受けようと思ったのですがちょっとチキってやめてしまいました〜(汗)。

今思うと、早いうちに受けて2級も取った状態で進学できるようにしとけば良かったーと後悔してるので皆さんは早めに受けることをオススメします(>_<)

小さい頃から将来の夢は、スタイリストやファッションデザイナーなどの服飾関係の仕事か美術・デザインに関係する仕事に就くことでした!

色彩検定を受けようと思った理由は

「デザイン系の学校いくから必要かな?
検定何か持ってた方がいいかなー」

というざっくりな理由でした。

私は頭悪いので、平均評定は3年生になるまで3.0も行きませんでした。でも色彩検定の勉強はほんとに楽しかった!

学校のテストは白黒だからまじで見る気失せるけど色彩検定はカラー!やる気になれば、私みたいに勉強苦手でも大丈夫!

先生の解説もわかりやすいし面白いし,スラスラ解けるようになったらニヤけちゃうくらいほんとに楽しいよ(⌒ ͜   ⌒)

私は今北海道芸術デザイン専門学校に通ってます!「色彩士検定3級」の授業を受けながら個人で色彩検定2級に向けて勉強中です。

(※色彩士検定という資格も別にあるのです。でも,内容はほぼ一緒だし,色彩検定の方がメジャーだから,色彩検定の方をおすすめ!!)

私は2ヶ月前から勉強を始めました。

でもほんとに頑張ったって期間は最後の2週間くらいです。

デザイン、美容、インテリア関係など、どこに就いても必ず色を使います。日常生活でも活用できるから取ってて損は無い!

テキスト見てたら物理に似た感じの話も出てくるから難しそうって思うけど私でも理解出来たから大丈夫だよ。

今通っている専門学校でも,高野先生と一緒に勉強して,色彩検定の内容を理解しているおかげで,「私はもう出来るけどね!!」って余裕ぶっこいて授業を受けてます(笑)。勉強ができないと思っていた私が,友達にも「教えて」って言われたりするので,驚きながらも優越感に浸っちゃたりして…(笑)。

高校生のみんなも「受けてみたい」と思ったら絶対受けた方がいいよ!高野先生いたら無敵だよ!頑張れ!!!

モモコ

■生徒三人目

★☆ 夢に向かって今頑張れること 
石狩翔陽高校 3年生 ダンス部 ミズノ(当時) 

私が色彩検定を受けたいと思った理由は将来美容系の職業に就きたかったからです。「何か高校生のうちに頑張れることないかなぁ」と思って日々を過ごしていました。けれど,部活(ダンス部)にはとっても熱中してきた一方で,「美容系の職業」という視点で考えてみると,学校の中で頑張れることは,当時はうまく見つけることができませんでした。

そんなとき,クラスに配られた生徒会新聞で,1個上の先輩が高野先生と一緒に勉強して,色彩検定を取った記事を見つけました。その時にはじめて「色彩検定」という存在を知りました。その後,ポスターを見て「これかもしれない」と思い始めました。

徐々に,「受けてみたいかも」とも思いましたが,私は頭が本当に悪くて,テスト勉強をたくさんしても,全然点を取れないのです。そのことがどうしても気がかりでした。

「そんな自分なんだから検定なんかやっても,どうせ合格できないだろう」

と正直思いました。

けれど,高野先生は「簡単だからやってみたら」と言われ,最終的には自分の判断で,受けることを決めました。

高野先生はいつも講習を見てくれたけれど,検定日に向かうまでの数週間は,部活の発表会やテスト期間と被っていたので,先生と勉強する時間はいつも大体1日1時間ぐらいしかとることができませんでした。

できるだけ毎日残って勉強を一緒にしました。一人で参考書を使って勉強している時はよくわからない所も正直あったし,先生が教えてくれても,あんまりよくわからないまま,「うんうん」と流すことも正直ありました(笑)。それに,部活でたくさん運動した後に勉強するのは正直キツかったです(汗)。

そんな私でしたが,検定日の10日ぐらい前から過去問をやるようになって,ずいぶん変わったように思えます。間違えたところを高野先生と一緒に確認したり,先生と時間が合わない時には自分一人でも参考書や公式テキストをよく調べて,わかるまで覚えるように時間をかけて過去問に取り組みました。すると,問題が段々解けるようになっていきました。

いよいよ当日。検定を受けてみて,緊張はしたけど,していたにも関わらず,スラスラ解くことができたし,検定終了後,周りで一緒に受験をした専門学校生らしき人や大学生の人たちも「難しい・・・」とワイワイ話し合っていたけれど,私の感想としては「とても簡単だな」って感じました(^0^)。いつの間にか自分が成長していることに試験当日気づくことができました。

だから頭が悪いとか,学校の成績とか関係なくて,「やる気」さえあれば合格できる!と私は思います。あとは先生もいるから心強い!です。

本当は今年の6月に2級をチャレンジしようかと思ったのですが,参考書を見たらなんだか難しそうだし,高野先生もいないし,高校最後の大会も近づいているし…,といろいろ考え,夏は受験するのをやめてしまいました。

でも,「先生が転勤しなかったら受けていたなー」なんてことも思います。だから,偶然だけれど高野先生が着任した大樹高校のみなさんは,ある意味ラッキーなんじゃないかなって私からすると思ってしまいます。

部活に忙しくても,勉強までの準備期間が短くても,先生と相談しながら時間を作っていけば,必ず合格にたどり着けると思います!頑張ってください。






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