見出し画像

幸せってなんだっけ?イマジン

一人ひとりはいい人なのに、集団になるとなぜ、いじめや差別など非人道的な現象が起こるのかと
いつも不思議に思っていました。
そのような、醜い現象が現れる場を俯瞰してみてみると、ある共通の特徴があることに気が付きました。

それは固定的で閉鎖的な人間情報空間にあり、場の上位者が独裁的な影響力を使って個人の欲求不満を
満たそうとする構造の中で表出する、ネガティブ感情の具現化であり
魂を裏切ったゾンビ的イエスマン達が、立場と利権を優先する(保身)ために独裁者にエネルギーを与えているということ。
例として、不登校やいじめ、幼児虐待に始まり、ナチスの蛮行、国家間の戦争に至るまで
強者(大国)の都合優先でどんどん事がなりゆく。誰も止められない。

結果として、真実は隠ぺいされ、責任の連鎖的回避が起こり、弱者へのしわ寄せが行くという流れになる。
俗に言う、トカゲのしっぽ切りである。
簡単に言うと、権力者の個人的不満や都合を埋め合わせるため、弱者から「何か」が持っていかれるということ

角度を変えてみると、取り巻きの人間の魂から利権や立場と引き換えに、人間性、愛、慈悲、責任、意志などが切断される。
つまり、物理的身体のみのゾンビにされる。または、操り人形といってもいいかもしれない。
例として、ナチスドイツのアイヒマンのようだ。

事件や事故、国家間の戦争に至るまで、構造は基本的に同じに見える。
表出する、見える現象の背後にある見えない構造に着目し、明らかにし、その認識を多くの人と共有したいものだ。

結局のところ、一つのところに収入や居場所を依存していると足元みられてNOと言えない
嫌でもやるしかない状況に追いやられ、魂を向かれるということ。

自分が自分じゃない感覚におそわれる。
「自分がわからない」
「何がしたいかわからない」
そんな状態になった経験今までないですか?

本音を抑えすぎて、外面の建て前ばかりに気を取られ、役割を演じ
最後には、役割が自分なのか?役割を演じている本音の自分が別にいるのか?
区別がつかなくなる。

本音と建前が解離しすぎて、自分自身の魂とコミュニケーションできない、役割遂行器としての
人間みたいな形をした操り人形が大量生産される。
魂と連動した主体として、中からの意志で動けない。
魂を向かれたゾンビのように、魚の死んだような目つきになっている会社員が、満員電車の中で
ぼーっとなっている姿見かけたことないですか?

「何かがおかしい?」と、漠然としたた違和感は感じつつも、何がどうおかしいのか?
具体的につかめず、心は鉛色になり、いつもモヤモヤ、イライラすっきりとしない心の状態。
ストレスいっぱいで爆発寸前。
そんな状態の原因や責任を自分に向けた、本当は優しい人達の悲劇現象が「自殺」年間2万人を超える日本の現実。
そのネガティブなエネルギーが外向きに他者に向いたら、「誰でもよかった」的通り魔殺人事件ともなる。
また多くの人のストレスは、政治家、芸能人のスキャンダルたたきで憂さ晴らしと。
酒、たばこ、ギャンブル、セックス依存症・・・。数え上げたらきりがないくらい、世の中のすっきりしない理不尽さに、
みんな何かで自分をごまかさなきゃ、やってられないのだろう。

ここには、本音の自分を殺して、裏切ってしか生きられない、自分の人生を搾取されたゾンビたちの
ルサンチマンがあふれ出し、「本当の自分を返して!」と叫んでいるように私には聞こえる。
「こんなはずじゃなかった!」
「一生懸命、真面目にやっても報われない!」
「もっと認めてほしい!」
サイレントマジョリティーの「良い人達」が声なき声で訴えているかのようだ。

そう思うと、不登校や引きこもりは、魂の切断の恐怖を直観的に感じとった子供たちが
自分を守るためにとった、ささやかな抵抗、外部遮断による社会離脱かもしれない。
その証拠に、周りの無理解で、無理やり学校に引き戻された子供たちの中には「自殺」するケースも多い。
しかも、自分を責めて「迷惑かけてごめんなさい」的な遺書も見つかるケースもある。
本当に優しい、良い子だったんだなあと思う。周りの大人に理解と勇気があればと、悔やまれる。

しかしながら、自分が当事者になったら、やはり多くの大人は普通、頭が真っ白になって
どうしたらいいのか?右往左往するばかりが実情ではないだろうか?
実は、私自身も息子の不登校で約5年ぐらい苦しみました。そして、長い間自分を責めていました。

今、北海道の旭川で起こった「いじめ隠ぺい事件」についても、ユーチューバーの方をはじめ
多くの方々が、真実の公開、公正な対処を求めて署名運動をされています。
再生回数も、半端なく多くなっていることを見ると、やはり多くの人にとっても
世の中の理不尽さや、事実隠ぺいの不透明さ、怪しさに対する怒りや悲しみ、不安、やりきれなさ
などが渦巻いているように感じます。

https://youtu.be/-mVOjAfaGxw

過去に追った戦争についても、国のトップ同士、お互いが事実を捻じ曲げて隠ぺい
自分の都合に合わせたプロバガンダ、見えてる戦争という現象は、結局弱者へのしわ寄せに終始。
背景にあるのは、いつも大国強者(既得権益者)の立場、利権、ご都合主義。
ここにも、行き場を失ったゾンビたちのルサンチマン的な空気が漂っているように見える。

超ソロ社会 「独身大国・日本」の衝撃 (PHP新書)
荒川 和久 著
https://amzn.to/3BUo3b6
P21に以下のような記述があったので紹介したい。
------------------------------------------------------------------------------------------
ここから抜粋
人は安定した集団活動の維持に協力しあうが、その維持に反する異分子に対しては
徹底的な攻撃性を発揮するのだ。
自分勝手な行動を認めず、義務を果たさない人間をつるし上げ、ミスした人間をたたきまくり
集団からはみ出た人間に制裁を加え助けを求める弱者すら足蹴にする。
すべては「社会正義」の名のもとに。

抜粋ここまで
--------------------------------------------------------------------------------------------
じゃ、どうしたらいいんだ?答えを求めて逃げ場を探す。
とにかく、依存する収入先と居場所を分散するしかないということが
おぼろげながらわかってきたこと。

会社以外の収入先、家庭や学校、会社以外の居場所。
サードプレイスとかいう言葉もあるらしい。
ウィークタイ(緩やかなつながり)という言葉が示すように
もしかして、我々はがちがちにつながりすぎ、相互監視しすぎなのかもしれない。
しがみつき、絡みつき(しがらみ)かもと。

時代は独裁中央集権から非中央集権へ向かっている?
その流れの一つが「メタバース」や「web3.0」とかかもしれない。
それは仮想空間に創られる、新しいコミュニティプラットフォーム。
ネット上に新しい国家のようなものができるイメージ、しかしそこは誰も管理者がいない
お金としがらみ関係に束縛されず、魂を解放して自分を裏切らずに心豊かに本音で生きたい。
そう願う人々が、仮想空間にどんどん脱出してゆく。
就職もせず、働いた経験もない、引きこもりの若者が仮想通貨で「億り人」
現実の生活を180度変えていく現実も世の中にあると思う反面
本当にそんなことができるんだろうか?と半信半疑になりながらも
こころのどこかで、ワクワクしながら情報収集にいそしんでいる人々も多いのではないだろうか?
私もその一人である。

資金の調達方法を労働だけに、一つの会社に頼っていたら、とにかく時間に追われて
家族と余裕をもって接する時間や、自分の趣味に没頭する時間もエネルギーがもたない。
株や仮想通貨など、労働以外の資金調達スキルにたけた人間が、実労働世界の富を吸い上げて行くのは現実だから。
そっちのスキルを身に着けないと、いつの間にかお金で命の選別までされてしまうのではないだろうか?
というか、もうそうなってる感じがする。

世界は、どんどん非中央集権の方向へ地すべり的に進んでいる。
国家予算を超える資産を持つ、資産家と大多数の搾取される労働者。
人間社会は、このまま分断されていくのだろうか?

時代によって、武器や評価軸、価値の基準がどんどん変わっていく。
「幸せ」ってなんだっけ?自分自身に問いかける。
一人ひとりが心豊かに過ごせる社会はやってくるんだろうか?
愛と平和があふれる世界を願いながら、心の中でジョンレノンがイマジンを歌っている。

イマジンBYジョンレノン

https://youtu.be/wARpk54fv8U

参考書籍

ロボット化する子どもたち
渡部信一 著
https://amzn.to/3MsSQkc

超ソロ社会 「独身大国・日本」の衝撃
荒川 和久 著
https://amzn.to/3hFBy58

子は親を救うために「心の病」になる
高橋和巳 著
https://amzn.to/3HK0ZgM

ひきこもれ
吉本隆明 著
https://amzn.to/3tsV5vg

マンガでわかる愛着障害
岡田尊司・松本耳子 著
https://amzn.to/3MkfCL4

法律より怖い「会社の掟」
稲垣重雄 著
https://amzn.to/3HNNaxL

「私」を生きるための言葉
泉谷閑示 著
https://amzn.to/34gsJM8

正しい「甘え」が心を癒す
又吉正治 著
https://amzn.to/3IP7uA5

暴走する「世間」
佐藤直樹 著
https://amzn.to/3IM9TvB

「対話」のない社会
中島義道 著
https://amzn.to/3IP7nVb

教育は「共育」
野村佳子 著
https://amzn.to/35VpQkc

株式会社アメリカの日本解体計画
堤未果 著
https://amzn.to/3pCugn5

ザ・ロスチャイルド
林千勝 著
https://amzn.to/3KiaIwm


この記事が参加している募集

#新生活をたのしく

47,934件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?