人生の勝算

 だんだんと気温が上がってきて、そろそろ冷房なしでは昼の生活が成り立たないかも知れません。暑い。

 SHOWROOMというライブ配信サービスを利用したことはありますか。いろんな方々が日々ライブ配信を行っています。朝から翌朝までタイムテーブルの切れ目がありません。Youtubeのスーパーチャットのようなものですが、演者よりも観客の方が画面の多くを占めていて、最前列ではない客席からライブを見ているような感覚。
 そんなSHOWROOMの社長をしている前田祐二さんの著書。テレビでは朝の情報番組スッキリに出演されているので、ご存知の方も多そうです。幼少期から現在までエピソード+今後の展開をビジネス視点で説明。高校生から上の方なら楽しみながら社会の仕組みも勉強できる、いいビジネス本です。

 やり方をよく考えて努力する。コツコツと積み上げる。
 失敗したらやり方をもう一度考えて努力する。
 それでも失敗することはあるけど、もう一度考えたらいい。
 スマートに行くことの方がずっと少なく、転んだ痛さで頭が回らない時もある。
 でもそれが考え抜いた行動なら、心が支えてくれる。
 だから自分を知るための努力は惜しまないでね。

 別の著書でメモの魔力がありますが、読めばなるほどそんな本を書くのも納得の方です。とにかく努力+努力+努力・・・n回の努力続けて今はSHOWROOMの社長をされているそうです。本からはスマートな感じはしません。コツコツと努力して失敗して努力するを、猛スピードで繰り返していることがわかります。加えてすごく意思の強い。

 見た目の爽やかさと本の中の泥臭さには、かなりギャップがあってビックリしました。

 私は娯楽小説が好きで数も随分と読んできましたが、同じ時代を並走している人たちから、たくさんの刺激を得られます。加えて世の中の仕組みも知ることができるので、こういう本は小説に近い感覚で読むことができます。
 池波正太郎の鬼平犯科帳に出てくる長谷川平蔵みたいな感じでした。

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