実践的防災バッグ作りその1「その瞬間を生き延びる」

外出中にも災害は起きる。授業中とか買い物中とかならなんとなくイメージできるけれども、大事な商談中でも、駆け込んだ駅のトイレでも災害は起きる。

とびきりのおしゃれをしてヒールの高い靴を履いている時だってそうだし、子供を二人連れて行楽地に出かけ、つまらないことで喧嘩を始めて家族バラバラになった瞬間にだって災害は起きる。

だからいつでも「なんらかの」備えを持っていたい。

写真は私がいつも持って歩いているものです。8×11cm。手のひらサイズです。写真左から中身をご説明します。

1、マスク 突然の災害時には物が落ちたりビルが崩れたりしてホコリが舞い散るそうです。そうでなくてもパニックでキレまくっている自分の顔なんて見たくないし見せたくない。ま、とにかくマスクはいろいろ役立つと思います。

2、ラジオライト 単4乾電池2本入っていますが、放電しないように絶縁体も入れています。「スマホでラジオ聴けるし、スマホがライトがわりになるから」という人が多いのですが、スマホの電池を心配せずにラジオを聴いていられるのは、発災時の不安な心にはよく効くのではないかと思っています。
 このラジオライトはネットの販促品専門サイトから手に入れました。販促品なので1個2個は買えません。最低でも80個〜200個買う必要があります。

3、ラジオ用のイヤホン

4、PETS 飴です。私がこの飴を選んだのはお砂糖でできていることとコンパクトなことです。ちょっとした食物のつもりですが、普段はなんとなく喉がガラついた時に重宝しています。

5、ホイッスル ホイッスルは色々なタイプのものが出回っていますが、昔ながらの球が転がって音を出すタイプは湿ると音が出ません。

6、家族連絡カード(イザココカード)このカードは当町内会自治会連合会のオリジナルですが、特徴は二通りの情報が書いてあることです。
❶ 自分がいざという時連絡を取りたい人の連絡先など自分のための情報 
❷ 自分が前後不覚になった時、助けてくれた人に知ってほしい情報 
 このカードは二つ折りで、中面に❶の自分情報、外面に❷の「よろしく情報」が書き込めます。内面は周りを糊付けして個人情報保護をするようにしています。

7、75リットル透明ビニール袋 写真映えしないのでポーチの中に入れっぱなしです。75リットルは結構大きいです。いざという時破れていては使えませんので、きっちり畳んで切手用のジッパー付き袋に入れています。大きなビニール袋はいくつかの使い道があります。
❶ 急場の雨具、防寒具になります。
❷ 空気を入れて頭からかぶれば急場の酸素マスク(?)になります。
 これは火事から逃げる時、一酸化炭素を吸わないためとか、毒ガステロに遭遇してしまった時とかのせめてもの抵抗です。子どもたちが小さかった頃は、いざとなったらこれを被せて抱えてにげよう‥など考えていましたが、そんな中では私が真っ先にやられてしまうなあと、今気づきました。
❸ 閉じ込められた場合トイレ問題が発生します。透明よりは黒がいいとも思いますが、ないよりマシということで。

写真にはありませんが、更に超小型の歯ブラシ小さなボールペン試供品の口紅
や乳液、日焼け止め
が入っていることもあります。

以上です。お役に立てていただけたら幸いです。

付記1:京都アニメーションの火災事件を受けて、京都市消防局が火災時の避難について詳細なパンフレットを発行しています。大変おすすめです。こちらのページからPDFがダウンロードできます。https://www.city.kyoto.lg.jp/shobo/page/0000267003.html

付記2:このアイデアがNHK岡山さんのホームページでご紹介いただきました。
https://www4.nhk.or.jp/P2939/41/ 防災フレンズ#31です。

付記3 :アパホテルの「煙ふせぐ〜ん」(¥80) は本文中紹介したビニール袋と同じと思われますが、使い方が外袋にイラスト入で入っています。おすすめです。

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