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育休はプロジェクトの始まりだった。

この記事は「Backlog Advent Calendar 2021」の最後の記事です。
コミュニティメンバーの中道さんからの相談もあり、僭越ながらBacklog Advent Calendarのラストを飾らせて頂く事になりました。

で、何を書くの?という肝心の内容ですが、実は僕は今年の8月から年内までの約4ヶ月間育児休業を頂いています。本来なら仕事やプロジェクト、業務改善などに関わる内容が良いのでしょうが、ここ最近仕事をしていませんw

という事で育休を取得した感想を書きたいと思います。

育休を取得した感想

実際に育休を約4ヶ月間取った僕の素直な感想は下記の通り。

1.さすがに仕事に戻りたくなってきた
2.男性で育休取れる方がいたら取った方が良いと思う

1 について
性格の問題もあるし一概には言えないのであくまで僕のケースとして考えて欲しい。そしてこれは育休に対するネガティブな意見ではなく、今後に活かす "気づき" という意味では非常にポジティブな意味を持つと思う。

バランスが大事とは良く言ったもんで、それは育休も同じだった。
例えば、良し悪しは別として家庭がありながらも仕事をバリバリしている人がいた場合になんて声かけるだろうか?
恐らく「仕事も大事だけどたまにはゆっくり休んで」とか「一旦仕事はいいから家族サービスしてあげて」と声をかけるのではないだろうか。

それは人によってだが、育児や家庭に入りすぎると仕事がしたくなり始める作用が働くという意味では逆も然りだったという事だ。
というと、僕が育児や家事を猛烈に頑張っていたように聞こえるがw そこは別に普通だったと思う。うん、多分…。

そこで冒頭の "僕なりの気づき" に戻る。つまり、仕事に偏り過ぎるのも家庭に偏り過ぎるのも良くないと感じたのだ。恐らく何年も専業主婦(夫)をやられていた方が外で働きたいと思い始めるのも同じ作用なのではないかと思った。平たく言うと、そう、バランスが大事 なわけだ

最近は男性の育休が注目されたり、"イクメン"という言葉が少し前からあったけど、そもそもそうなること事態がおかしい。育児に男女はないのだから。
それに男性の育休に注目される事はあっても、意外とこうした副作用に関して取り上げられる事はないのでここで僕なりの意見として声をあげておく。

2 について
育休を取って、育児及び家事に従事して分かったのは、"自分は一人では生きていけないという事をきちんと悟った" ということw

少し大げさに感じるかもしれないけど、多分僕と同世代で同じ年頃の子を持つ男性なら理解できると思う。
特に妻が第二子出産に伴って入院していた10日間は長男と二人暮らしで終始ワンオペだった。
子供の性格にもよるけど、基本的に2歳児位だと言う事を聞かなかったり、泣いたり、ぐずったりはよくある。
保育園に送った後や夜寝た後に少しはゆっくりできるかと思って気づく洗い物の山や洗濯物にはさすがにげんなりする時もあった。

子供3人いてワンオペとか、シングルマザー(ファザー)の方とか、大家族のパパママがいかに凄いかが分かったし、子供三人見ながら買い物しているお母さんをスーパーや駐車場で見かけると思わず「手伝いましょうか?」と声をかけた方が良いのではないかと思うようになったほどだ。

子供が増えると一般的に体力的、経済的に大変だというのは誰にでも分かりそうなものだけど、それより経験して分かったのは精神的な大変さだった。
(一般的に産後や育児に関して様々な患いが症状として出るのも理解できた)

そんな経験や考え方を経た事が、冒頭の悟りに繋がるわけだ。
病院から妻が戻った後は子供が二人になって家がとても明るくなった。
同時にとても助かる事が多く、そのありがたみを身にしみて感じた。

で、何が言いたいか?
だけど、ここで「2.男性で育休取れる方がいたら取った方が良いと思う」に繋がる。

要は仕事でも新しい会社に入社して3ヶ月は試用期間だったり、研修+OJTみたいになっていたりする訳で、育児に関してもそれは必要だと言う事を身にしみて感じたのだ。

もっと言うと、その経験を経るからこそ、より感謝できるようになるのではないのかなぁと思えたのだ。
育休中に育児に疲れてしまう事があれば、料理や掃除など家事をしたって良い訳で、その都度自分がやれる事をみつけてやればいい。

頑張れ!世のパパさん!

育休はプロジェクトの始まりだった。

実際に育休を取るかどうかは過去の記事「育休を取るのに心理的安全性は必要か?」でも述べてる通り、人それぞれの考え方があると思うし、環境にもよるので簡単には言えないと思う。

実際に僕の知り合いで1週間の育休を取って社内PRに取り上げられた男性が、妻から「なんだそのパフォーマンス育休は!」と怒られた事もあるらしいw

ただ、前述の「育休を取得した感想」で述べた通り、「その大変さを身にしみて知り感謝できるようになる」という機会と捉えてみるとそれはチャンスだし、大切な研修期間という訳だ。

だから個人的見解としては育休は短くて2ヶ月、可能なら3ヶ月以上取ってみたほうが良いのではないかと思った。

とはいえ、育児は家族というチームが一つになって進めるプロジェクトであり、育休期間なんてまだまだ山登りでいう所の一合目にも達していないというのが正直な実感だ。

そして、最後に自分の育休中の振る舞いがトータルで何点か?と妻に尋ねてみた。

78点だった。なんとなくホッとした。

さぁ、頂上まで長い道のりだけど、チーム(家族)一丸となって育児を楽しいプロジェクトにするぞ♪

最後にちらっと本業の話

僕は株式会社ヌーラボでコミュニティーマネージャーとしている。
自社製品のユーザーや利用検討者の方々が集まるコミュニティ、JBUG(ジェイバグ)が開催するプロジェクトマネジメントに関する勉強会やイベント運営のお手伝いをさせて頂いている。

年内の育児休業が終わり年明けから復職するので、ぜひ皆さん、改めてよろしくお願いします!

公私共に楽しくプロジェクト推進ができるように頑張りまっす!

告知

JBUGは全国に拠点がありますが、今の時期はオンライン開催をしています。もし気になる方がいれば下記のイベントページから最新情報をチェックし、お気軽にご参加頂ければと思います。

ちなみに次回は2022年1月22日、13:00からオンラインにて「Agile Hiroshima x JBUG広島」の共同開催するそうです。

イベントページはこちらから▶

それでは皆さん、Merry Christmas!!そして、良いお年を♪


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