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盛岡まるごと学びの場プロジェクトin岩手県立盛岡第一高等学校 レポート

高校生や学生が地域課題に関する深い学びを得るため、学校と共同で地域における学びの場を構築する、「盛岡まるごと学びの場プロジェクト」では、モデル校に指定されている高等学校や大学を中心に、学校の探究プログラムに合わせた出前講座を実施しています。11月8日(火)には岩手県立盛岡第一高等学校に訪問し1学年向けプログラムを実施しました。

今回はその様子をレポート!


今回のプログラムでは、8名のゲストにお越しいただき、生徒の皆さんからの探究にかかわる質問にお答えいただくセッションをおこないました。盛岡一高の1学年の皆さんは、前期に個人探究を進め、後期からは探究テーマを適宜再設定しながら、グループもしくは個人で探究活動を再スタートしているタイミング。生徒の皆さんにとって、新たな学びを得るとともに、これまでの取り組みを整理し方向性を明確にする場となることが今回の目的です。それぞれの探究テーマをもとに、ゲストへの質疑応答を3セッション実施することで、さまざまな目線から助言をいただきます。

今回ご協力いただいたゲストの皆さんはこちら

NPO法人いわてアートサポートセンター 古舘順一さん
株式会社岩手日報社 文化部 戸舘大朗さん
株式会社岩手ビッグブルズ 代表取締役社長 水野哲志さん
株式会社いわて若江農園 代表取締役 若江俊英さん
JICA岩手デスク 菊池真美子さん
SoRaStars株式会社 代表取締役 山崎智樹さん
合同会社ホームシックデザイン 代表社員 清水真介さん
株式会社TOLIMS 代表取締役 片野友貴さん

ゲストの皆さんには、課題解決のプロセスやプロジェクトの進め方など、それぞれのご経験に基づく考え方やノウハウをお話しいただくことで、生徒が自身の活動に落とし込むことためのサポートをしていただきます。

生徒の皆さんから挙がった質問は「より多くの人に魅力や価値を伝える為に大切なことや気をつけることはどのようなことでしょうか」「〇〇さんの考える『文学が人々に与える良い影響』は何ですか?」「企画はどのようなところから着想を得ていますか。また実施までにどのような過程が必要なのでしょうか」などなど、とても多岐に渡ります。
ゲストには、盛岡市内の各分野で活躍されている課題解決のスペシャリストがお揃いなので、専門とされている分野とは結び付きにくいような質問にも、その都度生徒それぞれの質問や探究テーマを向き合いながらお答えいただきました。生徒の皆さんは、探究の広げ方に気づけたり、活動を通して身につけたい考え方を学んだりと、それぞれ関心を深められた様子。
ゲストの皆さんとの対話にどんどん夢中になっていく姿が印象的でした。

ここで、参加した生徒の皆さんからいただいた感想の一部をご紹介します。
※一部抜粋

●自分の生き方も考えることができました。これからのM探に考え方をいかしたいです。
●人とのつながりの大切さが印象に残りました。私も探究活動を通じて人脈を広げたいです。
●いかに人を巻き込むかというのは私たちの探究にもつながるなと思った。今までやったことのないような取組やわくわくさせるような取組を自分でも楽しんで熱意をもってやっていきたい。
●ツクルことまでデザインだと知れた。そういうことだと、M探はデザインしているなあと。存在に価値をつくり、賛同を得て、でも地元が第一でという、難しそうなところ、考えていきたい。
●自分のテーマについて持続可能性の視点で考えられた。
●静止画よりも動画、立体化に需要が向いている今、キャラクターを考えて発信することにはいろいろな可能性があると言っていただき、自信につながりました。
●新しいことを始めるときは「やりたいこと」をすることが大切だということが印象に残りました。「やりたいこと」を探究する。
●新しい地で積極的に行動していくのが大切だと知った。私もまだM探がはじまったばかりで未知の世界に足をふみ入れるようでとても不安だが、まず自分のやりたいことをしたり、つながりたい人に会うことを精一杯頑張りたいと思った。

生徒の皆さんのこれまでの取り組みを整理し、方向性を明確にする場となることを目的に実施した今回のプログラムでしたが、ゲストの皆さんによる豊富な知識や経験に基づくお話を受けて、それぞれ自分なりの学びがあったことが感じ取れ、とても嬉しく感じます。
探究に対する意欲もこれまで以上に高まるような機会になったのではないでしょうか。

これから冬休みにかけて、活動がより盛り上がっていくことと思います。地域で活動されている方々とつながってより取り組みを広げたい!というときには、盛岡という星でBASE STATIONにご相談ください。


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