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⑤恋愛経験なしのオタク30歳↑の婚活~経済力(職業)の影響について

『サブカル婚活先生』タンクガールです。
結婚相談所業界最大手のIBJ加盟店を運営する本職の婚活アドバイザーで、特にオタク(サブカル好き)の婚活のお手伝いを得意としてます。
私自身もデブ、ダサい、オタク、対異性コミュ障の四重苦を抱えていましたが、必死の努力で乗り越え、無事に婚活を成功させることができました。
その時得た経験とノウハウを生かし、同じような悩みを抱えるサブカル好き婚活者と、同じ目線に立ったサポートで着実な成果を挙げています。

「恋愛経験なしのオタク30歳↑が、どのように婚活をすれば成功に至れるのか」をメインテーマに語ってきたシリーズもいよいよ第5回目。
もしまだの方は以下からどうぞ

このNOTEではしばらく恋愛経験なしのオタク30歳↑が、どのように婚活をすれば成功に至れるのかをメインテーマに、アドバイスをしてきました

婚活における個々の戦闘力(婚活市場価値)を構成する代表的なパラメータをRPGになぞらえて解説してきたのはもはやお馴染みですね。

  • 見た目(先天的な容姿だけでなく清潔感やトレンド感など)

  • 年齢(若さ)

  • コミュ力

  • 経済力(職業)

  • 居住地(相手居住地との距離)

今回は順番に従って「経済力(職業)」についてお話していこうと思います。

婚活に経済力が与える影響

経済力と職業は密接にかかわりますが、一度切り離しても切り離して考えていきます。
婚活における経済力をRPGのパラメーターに例えるとレベル+お金に近いかもしれません。
レベルを上げれば、基本的に強くなるし、お金があれば強い装備が身に着けられます。
戦い全般を有利に運べるチャンスを生む要素と言えます。
レベル差補正なんて概念が存在するゲームもありますよね

このパラメーターは男女によって婚活に与える影響が大きく変化するのが特徴です。

男女別で少し解説を加えていきます

男性の婚活は経済力の影響が大きい


もうこのブログではお馴染みのIBJの成婚白書2021からの引用データを使用します
これはIBJのサービスを利用して成婚した人を様々な角度からデータ化してまとめたもので、婚活全体を考える上でも信頼に足り得る尺度となります。



縦軸が5歳刻みの男性の年齢で横軸が年収を示しており、縦横の交差点で成婚のし易さが表示されています。
100%が平均値で、それを超えると成婚し易く、下回ると成婚しづらいという認識で良いです。
基本的に年収が高い人の方が成婚し易いという結果になっています。

年齢が上がれば上がるほど年収の影響が大きくなると言えます。
年齢が上がるごとに足切り点が上がっていくという感じです。
言い換えれば、それほど年収が高くない人でも若ければ結婚がし易いということです。

この項目は、以前書いた婚活には若さのマネージメントが大事という項目にも密接に関わってきます。

40歳以上の年齢の男性が結婚するのが難しくなる理由の一つで後述しますが、女性は年を重ねるごとに男性へのニーズの高水準化が顕著なのと合致します。

一方で、40歳以上の男性も女性と同じく「できるだけ若くて可愛い女性と結婚したい」というニーズが高水準化していくため、同年代の女性に目を向けなくなる人が多いのも実情です。


高年収の男性ほど、自分は若い女性と結婚できるはずだと、ポジティブに意気込みがちですが、男性がイメージするよりも遥かに実現が難しいです。

ひと昔前までは年収が100万円増えるごとにアタックできる女性が若くなるというようなこことがまことしやかに言われてきましたが、それは過去のものになっているからです

具体例を挙げると、50歳を超えた年収2000万円↑の高所得男性がアラサー女性にお見合いを申し込んでくるなんて光景は良くありますが、私はお見合いに発展したことすら見たことがありません。
お見合いは婚活におけるほんの入り口です。
そこさえもクリアできないのであれば、かなり絶望的な確率です。

男女平等が進み、男性の収入だけに依存しなくても生きられる世の中になったため、女性が先述したパラメータの総合評価で男性を判断するようになったからです。
若い女性であればあるほど、男性を経済力だけで判断しない傾向が強いため、先ほどのような事例が頻発します。
男性の意識と女性の意識に大きなギャップが生まれているということです。

冷静に考えたら、男性の経済力だけに魅力を感じる若い女性って結婚相手にするにはちょっと恐ろしい存在ですよね(笑)
物騒な話ですが、そういった延長線上でお金をだまし取られたり、酷い場合だと殺人事件に発展する事件はたまに起こっているじゃないですか…。

もちろん、年収は婚活を有利に働かせる強力な武器なのですが、自分の年齢と相手の年齢を加味することも、現代の男性の婚活においては求められるということです。

本気度が高く若い婚活女性であればあるほど、お金だけで男性を選ばず、まっすぐ自分にとってベストな男性を探しているといえるでしょう。

女性の高年収が婚活ではマイナスに働くことも


結婚相談所では女性は年齢を非公開にすることが多いので、女性の年収については、先ほどの男性のような年収別の成婚し易さを示すデータはありません。
各種データから垣間見える女性全体の所得水準で見れば、いまだに男性よりも低い水準にありますが、男女雇用機会均等法などの影響で、大企業や公的機関に務めていたり、国家資格が求められる士業などに就く女性は、男性と同水準の給与を得ていることが多いです。

しかも、世の男性のニーズはというとほとんどが共働き希望です。
先行き不安な世の中を出来れば二馬力で渡っていきたいというのが本音です。

では、高年収の女性は有利に婚活を進められるのかというと一概にそうではありません。
むしろ、不利に働いてしまう場面の方が多く感じます。

その理由は、男性側のニーズが無いというわけではありません。
高年収の女性側のニーズと男性側のニーズがかみ合わなくなることが多いからです。

現在、日本で婚活をしている高年収女性が結婚相手を選ぶ上で最も多い第一条件が自分と同水準以上の年収であること。
それに加え、清潔感のある見た目、一定水準のコミュ力、同年代であることなども、まずセットでついてきます。
典型的なハイスペック男性です

自分がこれまで必死で努力してきたのだから、それ以上の男性であって欲しいという欲求は理解できます。

しかし、これが彼女たちの婚活の足を引っ張ります。

彼女たちが求めるような同年代のハイスペック男性は自分自身が稼ぐ能力に長け、多忙であることから、女性には年収以上に、若さと美しさに加え、家庭を任せられる後方支援能力を重視するケースが多いからです。

高年収の女性は、その域に達するまでに30代半ばからアラフォーになっていることも多いので、同年代のハイスペック男性とのミスマッチがほぼ確実に起こります。

男性が結婚相手の女性を選ぶ基準は、若さと美しさに大きく偏っている一方、女性は前述の通り総合力を求めます。
高年収女性は自ずと高年収を始めとする総合力が高い同年代男性を求めますが、そんな男性は引く手数多のため、自分よりも若い女性との勝負で当たり負けを起こします。

社会の最先端で働く女性の方が旧態然とした価値観に縛られる傾向にあるのはなんとも皮肉です。
私は、自分より強い男性としか結婚したくないというこの心理をギリシア神話になぞらえ「アマゾネス現象」と呼んでいます。
このNOTEの主題である30歳↑で恋愛経験のない女性の中には、わき目を振らず学業やキャリアの構築に人生を捧げてきた人も珍しくないでしょう。
それが婚活では裏目に出てしまうことがあるのがなんとも悲しいです。

高年収の女性は自分の強みである経済力を生かすために、相手の経済力以外の魅力を見出すという方向性にシフトするというのも時には必要になると思っています。

例を挙げると、年収は低いけどイケメンだとか、家事が得意で家庭をしっかり守ってくれる優しい男性など、自分が求める長所を持っており、こちらの高年収を頼もしく思ってくれる男性を選ぶ方が自分の長所を生かしやすいかもしれません。
都会の結婚相談所では、そういった新しい価値観を持つ女性が結婚したというエピソードを聞くこともありますが地方ではまだ稀です。

思い通りの人と結婚できないのであれば、独身でいる方がマシという考え方も否定はしませんが、今一度自分にとって大切なものは何かを考えた方が良いかもしれません。
婚活で何より大切なのが二人の愛称なのですから。

余談ですが、学歴と年収が比例しないという事例も珍しくありません。
地方では、中小企業に勤める有名大学卒の男性と大企業勤めの工業高校卒の男性では後者の方が給料が高いなんてこともよくあるからです。
高学歴と高年収はひとまず分けて考えた方が良いかもしれません。

結婚し易い職業がある!?

ゲームにも強い職業や弱い職業は必ずありますが、婚活でも実は職業によって、結婚し易かったり、しづらかったりするのをご存じでしょうか。

これも成婚白書でデータとしてまとまっているので紹介していきたいと思います。
まずは男性から。

100%が平均値で高ければ高いほど成婚しやすく、低ければ成婚しづらいというデータです。

公認会計士をトップに、クリエイター・マスコミ系から順でボーダー付近が経営者。
婚活女性は男性に安定した収入を求めるため、不安定っぽく見える自営業や、所得水準が低い介護・福祉関連は平均値を大きく割り込んでいます。

次は女性です。

各種コンサルタントと司法書士・行政書士・社労士がツートップ。次いで理美容系職と続いていきます。
所得水準が高めで男性の場合は人気の職業が平均を割り込むことが多いのが女性ならではの特徴です。
航空業界、薬剤師、歯科医師、医師、銀行・証券関連職、地方公務員などがそれに該当します。
その理由は前項の通りです


経済力は正しく行使しよう

今回は経済力について語ってきました。
男女共に経済力を正しく使えば、婚活を上手く戦い抜けますが、過信すると思わぬ苦戦を強いられます。

おさらいをすると‥
男性は年収さえ高ければ幾つになっても若い女性と結婚できるという妄想を捨てる

女性は自分が高年収の場合は相手に同水準以上の高年収のハイスペック男性を求めると婚活の難易度が大きく上がってしまう可能性があるので、自分にとって大切なものが何なのかを今一度考える
といったことが大切になるでしょう。

以前に、婚活には男女ともに若さが大切という記事も書きました。

ウィザードリィという昔のRPGでは老化というシステムを採用しています。
一定以上の年齢になるとレベルが上がってもパラメーターが下がるようになり、やがて老衰に至ってキャラロストします。
どれだけ能力値が高くても、装備が強くても、お金があっても年齢には抗えません(むしろ、このゲームではお金を使わない方が老化を遅らせられるという話は置いといて…)

婚活は若さのマネージメントともいいましたが、経済力を生かすためには、年齢に合った婚活法をする必要があるということです。

もし、自分が思い描く結婚相手のイメージがあるのであれば「自分には経済力があるので、なんとかなるでしょ」なんて高をくくらずに、出来るだけ早めに婚活の戦略を立てることが肝要ということです。

折角の経済力も年齢に合った婚活戦略があってこそといえるでしょう。

以上、経済力(職業)についてのお話でした。

もし少しでもためになったと思われる方はスキもお願いします。
モチベーションが爆上がりします。
前回から少し時間が空いてしまいしたが、今年もボチボチ更新していくので今後ともよろしくお願いいたします。

また次回お会いしましょう!



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