AI誤訳活用:ハルシネーションを逆手に取ったユーモア生成
AI翻訳による面白い誤訳に関する記事です。
少し前、以下のような誤訳が話題になっていました。
ついにAIと養子縁組が結べるとなると、そういうのにささる人はいそうですが🤖
遡ること数年前、こんな誤訳も話題になっていました。
大阪の「御堂筋線」が「御堂マッスルライン」に💪
AIによる翻訳、つまり機械翻訳は、そもそもの辞書に固有名詞が登録されていないと、こんなことになります。(御堂マッスルラインの方)
前後の文の意味を捉えることができれば、明らかにおかしいと気づけるはずですが、そういうのが弱い製品もあります。(養子縁組キットの方)
参考までにDeepLは正確に翻訳してくれます。やはり優秀ですね。
特に新しい製品を紹介する際には、その翻訳の内容が正しいか、よく検証した方が良いでしょう。人間によるチェックを忘れてはいけません。また、その翻訳のソリューションが信頼できるものかも、きちんと事前に検証した方が良いでしょう。
さて、他にもどのようなオモシロ誤訳が考えられるか、AIに考えてもらいます。
o1が考えるオモシロ誤訳
生ビール → ライブビール
「生」が「ライブ」と訳され、「生ビール」が「ライブビール」になったケースです。
焼きそば → バーニングヌードル
「焼き」が「燃えている」と訳され、「焼きそば」が「燃える麺」になりました。
入浴剤 → バス爆弾
「バスボム」を直訳し、「入浴剤」が「バス爆弾」となった例です。
紙パック → ペーパーパック
「紙パック飲料」が「ペーパーパックドリンク」となり、意味が伝わりにくくなりました。
足を洗う → Wash your feet
慣用句の「足を洗う」が直訳され、本来の意味が失われました。
二日酔い → Two-day drunk
「二日酔い」が「2日間の酔い」と誤訳されました。
観光案内での「Chicken Exit(チキン出口)」の直訳問題
遊園地やテーマパークで、怖がる人向けの退出口を「Chicken Exit」と英語で表記しているものを、そのまま「鶏の出口」と直訳してしまい、訪日外国人観光客に誤解を与えた事例があります。
法令文書の誤訳:「売春防止法」が「Prostitution Prevention Law」となったケース
法律用語の翻訳において、「売春防止法(Anti-Prostitution Law)」が直訳され、「Prostitution Prevention Law」となり、ニュアンスの違いから法的解釈に誤りが生じたと報道されました。
少ししか調べていませんが、おそらく実際に話題になっていないものも含まれています。当のo1自身は、実際にあった事例として報告しています。
結局のところ、それが実際にあったかどうかはソースを提示したところで、そのソースが正しいかどうかも保証されないといけません。実際難しいですよね。
最近自分が遭遇したこととして、検索して出てきた企業情報、歴史が、おそらくAIによって良い加減に生成されたものでした。よく偽ショッピングサイトが話題になりますが、このような(個人的には)変化球もあるので侮れません。
しかしながら、勘違いであれ創作であれ、今回のケースであれば面白い小ネタ生成としては役立っています。つまり、こういったAIには実際にあった事例を聞くのではなく、あるテーマをもとにアイデアを膨らませることに、極めて有用であるとも見て取れます。
勘違いはイノベーションの原動力になり得るとも考えます。案外、AIが誤解して出力した情報が、実は正しかったり、有用だったりするのかもしれません。そういうことも意識してみると、可能性はグンと広がりますね。
おまけ(見出し画像)
以下、バーニングヌードル。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?