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思考を在るべき場所に置くということ

自分がつまらないことに拘っている時と正しい位置でエネルギーを使っていると感じる時がある。使命感というとカッコつけてるみたいで嫌だけど、多分それに近い感じ。内なるものを確実に捉えてそれを発散したいと思った瞬間のパワーは何よりも強いパワーだと思う。できるだけそういう状態に思考を持っていきたいと常々思う。それが思考を在るべき場所に置くということ。

色々な情報を見ているうちにそれがブレることはよくある。例えばツイッターで細かい描写のデジタル絵が持てはやされている時、自分もペンタブを持って細かく写真みたいな絵を描かなくてはいけないんじゃないかと錯覚する。そしてそのための努力をしようとするけどなかなか重い腰が上がらずただ苦しいだけで出来も悪いまま進まない。この時「自分は才能がないんじゃないか?」と一時的に思う。でもそう思う時点でそれは自分がやるべきではないという合図。必要ない努力だったといずれ気づく。

本当に良い状態というのは自然に湧き上がる自分の心の奥のものを掴んだ時のエネルギーを使っている時。その状態になった瞬間に自分でも何をどうしたか覚えてないくらい次々と準備して、掴んだものを見失わないうちに有りったけのエネルギーを発散する。この時は細かい技術や誰がどう思うかなんて気にならなくなる。正に自分の外身と内のエネルギーとの対話でしかない。そして不思議と孤独を感じない。ひとりの中で完全体になり、それ以外に何も要らないと思う。深い海に潜って在るべき場所に還っていくような気分になる。世間の流れでガチガチに作り上げられた仮の体から解放され、何も持たず何も求めなかった本来の完璧な自然な姿に戻っていくような感覚に陥る。きっとみんな本当はここに向かっていくことだけに集中すれば良いんだと思う。

でもそれだけでは普通には生きられない。どこかで区切りを付けてそれなりに世間でも上手くやらなくちゃいけない。上手くやろうとしてるうちに世間に揉まれ、また内なるものを忘れてしまい必要のないエネルギーを使ってることすら気づかなくなってしまう。でもなんとか自分の本当のものを見失わないでいるべきだ。それを思い出させてくれるのが世の中で伸び伸びと才能を発揮している天才達なんだと思う。彼らを見てると大事なものが何かわかる気がする。世の中に天才達が居て良かったと思う。生まれてきてくれてありがとうと自然に涙が出る。

定期的に自分の心やエネルギーの方向を見直し、見えるもの聴くものを取捨選択していきたい。誰もが伸び伸びと生きられるようにと願って、自分のことは自分で守りながら必要な場所でエネルギーを発揮していきたい。


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