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優駿牝馬(オークス) 回顧

どうもタニゾーです。

今日は、『樫の女王』を決める優駿牝馬が行われました。
この一週間、ずっとどんよりした天気でしたが、本日は快晴!最高の天気でした。こんな気持ちのいい日は競馬場で、観戦したいところですが、相変わらずのおうち競馬となりました。来週の日本ダービーまで無観客での開催が決定しておりますが、早くスタンドから綺麗な馬の走りを見たいものです。

それでは、2020年のオークスを振り返っていきます。

結果

1着  デアリングタクト

2着  ウインマリリン

3着  ウインマイティー

4着  リアアメリア

5着  マジックキャッスル

回顧

デアリングタクトが63年ぶりに無敗でクラシック2冠を果たした第81回大会。スタート直後、リリーピュアハートが大きく躓いて出遅れる。良いスタートを切ったアブレイズを制し、スマイルカナが予想通りハナを切った。

外からウインマリリンが2番手につき最初のコーナーへ。3番手は二の足で前へ取り付けたクラヴァシュドール、外にアブレイズが続く。2コーナーを回ると隊列は落ち着き1000mを通過。59秒8と今の馬場を考えればそこまで速くない。注目のデアリングタクトは後方集団で追走している。

比較的スローということで、3コーナーから4コーナーにかけて中段からどっと集団が凝縮されてくるがデアリングタクトはまだ動かない。
直線に向き、ややスマイルカナの手応えが怪しい。騎手の手が大きく動き始めると、一瞬クラヴァシュドールが前へ出るが、長くは続かない。

残り400mでウインマイティーが一気に先頭に躍り出ると、2馬身差をつけるが、ゴール手前内からウインマリリン、外から馬郡を割って猛烈な勢いで突っ込んできたデアリングタクトが強襲。見事後方から差し切って桜花賞に引き続き2冠を達成した。2着はウインマリリン。トライアルのフローラSに引き続き、経済コースを立ち回りしぶとい脚を伸ばしてきた。3着はウインマイティー。あわや突き抜けるかと思ったが、相手が悪かった。


デアリングタクト

見事1957年のミスオンワード以来の無敗で2冠を制した。正直、パドックでの発汗と馬場へ出たときのイレ込みから、父のエピファネイアや、サートゥルナーリア、リオンディーズを想像し、まずいかと感じたが、杞憂だった。最後の直線で進路がなかったが、スペースが空いたと思いきや、間を割って抜き出て見せた。レース映像を何度も見返しているが、操縦性が素晴らしい。松山騎手も良く動かしているが、馬自身で空いているスペースを見つけているようにも見えるくらいの反応をしているので、興味がある人は見返して欲しい。ラスト3Fは33.1という素晴らしい脚で後方から差し切り、本物の力を見せつけた。怪我無く、秋のシーズンを迎えてほしい。

ウインマリリン

Twitterの返し馬診断で取り上げたが、馬体の張り、艶が素晴らしく仕上がっていた。大外枠だったが、好スタートを切り2番手で終始、経済コースを立ち回った。フローラS同様に内からしぶとく脚を伸ばして、先行するウインマイティーを差して2着をもぎ取った。スクリーンヒーロー産駒の牝馬で、中々活躍する馬がいなかったが、この馬が台頭してくれて嬉しい。この馬も右回り、左回りを苦にしない柔軟な馬。ただ一瞬のキレというよりは、今回のようにラスト4Fからの勝負となったような時に強いと思うので、今後もそこは意識していきたい。

ウインマイティー

先日の記事で注目馬として取り上げたが、理由を書いていなかったことに猛省。実はひそかに狙っていた馬。理由は3つ。
1つ目は前々走デイジー賞の後半ラップが素晴らしかった。スローペースとは言え、ラスト5Fを58.7秒で走破するラップで勝利した。距離は違うが、レース展開的にスローからラスト4~5Fでペースが上がることが多いオークスでこの経験があるのはチャンスがあると感じた。
2つ目は成長力。今までのレースで体重が減って迎えたことは1度もないという点である。当日も6キロプラスで、大物感があるというか、父のゴールドシップを彷彿されるような感覚を持てた。
3つ目はローテーション。エルフィンSで7着で負け、目標をオークスに切り替えた。忘れな草賞の勝ちも、間を一瞬で割り、内容が濃かった。

脚質的に高速馬場適正に疑問があったので人気していなかったが、見事予想を覆して、あわや突き抜けるという走りを見せた。
前回の記事で、書けばよかったが自分の予想に少し、自信が持てた。ありがとうマイティー。この馬はやはり中山が合うと思うので、強いのがバレてしまったが今後も狙っていきたい。

クラヴァシュドール

対抗で記事を書いたクラヴァシュドール。スタートでとりついて3番手でレースを進めた。ラスト400mで力尽き下がってしまったが馬は頑張っている。単純に距離が長すぎたという印象。あとは溜めて3F勝負が一番合う。秋以降、ハーツの成長力に期待したい。


最後に

今日は本線のデアリングタクトとクラヴァシュドールのワイドは外してしまいましたが、デアリングタクトとウインマイティーのワイドをとることができました。

来週は日本最高峰の格式高いG1日本ダービー。コントレイルとサリオス中心になるでしょうが、相手になる馬を探していきます。

それでは。

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