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時代を先取り過ぎたわたし

季節と季節の変わり目、恋をする少女だった事もあった。
なんて歌う人もいるでありましょうが、あっという間に寒くなってしまいましたね。
私はというと、相も変わらず過ぎし日に想いを馳せている毎日でござーます。
「あーこの夜景を見ておると、なんだか昔働いておった夜勤の風景思い出すわー」とか「あーこの小料理屋の換気扇から漂ってくる匂い、修学旅行の旅館の匂いするわー」なんて事をぼかぁ思うのです。

そんなこんなで過日、「あーそろそろ部屋を掃除せねば、破滅するなー」なんて思案してたのだけれども、思い立ったが吉日。ちょっくら部屋でも掃除すっかなんて重い重い腰を上げて、種々雑多なものを整理しておったところ、夥しい量の在りし日の写真が。
大体のものが我が家族の写真であって、若い両親の写真、若い兄妹の写真を「なんだみんな若くて気色悪いなぁ」なんて思いに駆られつつ、ガンガン写真を整理していく。しtake.
と、手に取った一枚の写真。
こ…こりは…。なんて震えた。実際には震えてないけども。
その写真は私の小学校の入学式の写真なのだけれども、写る私の姿形が前衛的というか、先駆けというか。

見てくださいこの靴下の上げ具合。
ニーハイですよこれは。
流行る前に履いてたんですね。
まぁ、ただの靴下なんですけど。
私の記憶では当時、とても神経質な子供で靴下に皺が寄っているのが許せなくて、思いっきり上げてたらこうなってしまったのだと記憶しています。
痛い気な私ですね。

みなさんは思いもよらず時代を先駆けてしまったことはありますか。

そんな質問も置き土産に、私はお暇します。また会う日まで、ごきげんよう。るるる。

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