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もっと気ままに書けばいいんだなって

せっかくnoteに公開するんだから、面白い内容にしたいなあ、って思っていたんです。

でも、そんな面白いことばっかり思いつかないんですよね。書けない。自然とどうしていいかわからなくなって、更新自体をやめていく。

それだったら、不完全でもいいから、書きたいことを書いたほうがいいよなあ、と思ったりしたわけです。思ったことを書き出す練習もしたい。

まだnoteの使い方もよくわかってないし(笑


で、じゃあ何を書こうかなって。

少し前から、自分は「好き」だと思っていることが具体的に見えていないなあ、と思っているんです。

例えば私は「二次元の長髪のイケメン」をこよなく愛しているんですが(笑)、その理由が自分でもよくわからない。

世の中を見ていると、具体的に自分の好きなものを好きな理由に言及している方がいらっしゃる。例えば、髪が流れるところがいい、とか、気を遣わないとあんなサラサラな髪を保てないからそういうのが見えるのがいい、とか(これは今考えたことなんで的外れだったらごめんなさいね)

そういうのが、無いんですよね。よくわからないけど、好き。そういうことが、たくさんある。



映画の「リメンバーミー」は、生まれて初めて映画館でボロボロ泣きました。

館内に7人しかいないガラガラで本当に良かった。映画を見て、あんなボロボロ涙が出るとは思っていなかったんです。でも、じゃあどうして泣いたのかわからない。何にそれほど心を動かされたのか、具体的にそれを明かせないんですよ。

それは、表現者を目指そうとしている身には少し、よろしくないかなあ、と思ったんですね。だってそういう感動を伝えたいのに、自分が何に心動かされてるかわかっていないんですから。



とある映画も友達と観に行ったのですが、とてつもない余韻と共に「すごかった。すごかった……」とトボトボ館内を歩いていた私に、友達が言ったのです。

「すごくよかった。だって、一緒のお墓に入ろうって思うほど大切な人だったのに、疑いから遠ざけてしまって、挙句に自分で彼の持ち物を全部捨ててしまったから、もう何も残ってないんだよ? これからどうするんだろう、ああー、切ない、よかった……」

ものすごく具体的に感想を語ったのですね。あ、すごいなあ、この人はちゃんと自分の好きな物がわかっているんだ、と思ったんです。


で、そういうことが30ウン年できないままでいる。長いこと練習できてないわけです。だから、まあ、すぐにはできないだろうけど、少しずつでも練習していけたらなと思って。最近は、「何に」心を動かされたかをメモして、「どうして」そう感じたのかを書こうと試みたりしています。油断していると、忘れているんですけど。


タイムリーに、昨日メモしたのが、大逆転裁判2の一部なんですけれど。

これがどうして心が動いたのかを説明するのにだいぶステップがいりそうなんですよね。

まず、とても才能有る男がいて、その人はとある事件で失脚してしまい、夢を諦めざるをえなかった。

一方で、彼ほどの才能が有るかわからない(くみ取った限りでは、恐らく無い)人がいて、彼も夢を追っている。

失脚した男は、夢を追う人を憎むんです、自分のような才能も無いのに、呑気に夢が叶うと思って活動している人を。

それを知った夢を追う人が、謝るんですよ。自分のような才能の無い人間が、夢を追うことで彼を苦しませてしまった、申し訳ないみたいに(この辺り、書き留めていないので曖昧ですが……)

まずここで、何か感じたんですよね。それが何かは、まだ少しぼんやりしているんですけど。この人はそんな風に思える人なんだ、とか。それに自分も夢を追う身だから、両者の言ってる事、わからなくもない。

正直言って、私もこの失脚した男のように、色んな事を恨めしく思ったことが、全く無いと言ったら嘘になってしまいます。

私はキリシタンではないので、詳しいことは知らないのですが、小学生の頃に読んだ伝記漫画のキリストに書いてあった、「罪を犯したことのない者が石を投げなさい」的なことが印象に残っていて。

私はこの失脚した男を責められないなあ、と思ったのですね。

そしたら、この夢追い人の友人が言うんです。

彼は君を才能が無いと言ったけれど、彼は知らない。君が自分の信じるものと命を削って向き合っていることを。それを笑う資格など、誰にも無い。

原文ではないですが、この言葉にも心が動かされました。一つには、自分も命を削って表現をしようとしているからかもしれないです。何か、救われたような心地になりました。

もう一つはまあ、この作品のストーリーに関わることがあるのですが……(大逆転裁判12、未クリアですけどマジでオススメです)

自分にはこんなセリフ書けないだろうなあ、と、しみじみ思いました。私にはまだまだ、勉強しなきゃいけないことがたくさんありそうです。



思えば昔から自分の考えを人に見せるのが苦手でした。最近はSNSなどで色々なかたと知り合い、考えは表に出してもいいものなのだ、と少し思えるようになりました。

だからまあ、ポツリポツリでもこうして考えや、好きなことを言葉に代えられたらいいなあ、と思っています。

きっとそれは私の人生にも役に立つし、たぶん創作にも役に立つことでしょう!(たぶん)

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