20211020「この歌をきこえる期間」

この歌をきこえる期間を賞味期限とするならあなたは熟してもう

ゆりかごのうたを歌いたかったもう一度 子は赤子でなく子どもになった

管理職になりたいと同僚が言うひよこにもみんな自治があってね

レジ打ちが遅めの名札は研修中コーヒー渡すとき笑顔開いた

ゆりかごのうたを歌うと思い出す リアルに昨日眠らなかった子

ゆりかごのうた歌うこと繰り返すたび大きくなるか心配だった間に乳首食んで

ゆりかごのうた何回目かでなななななごまかして歌ったまつげが揺れて邪魔をしたのよ

ゆりかごのうたを歌うときにはむかしの揺れた花思い出すには近く、きみは大きい


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