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ロックンロールは鳴り止まないっ「麻希のいる世界」(塩田明彦)


Facebook及びInstagramからの転載。

ずっと体調が悪く、新作映画について何か書くタイミングを逃していたので久しぶりの映画レビューです。何かの病気かもしれないのですが、まだ体調が悪いのでリハビリのように書きます。

昨年、「17歳の瞳に映る世界」というアメリカ映画があって、2人の若い女性に男性が邪魔として立ちはだかるといった映画でした。「麻希のいる世界」は、出来事が邪魔として立ちはだかる映画。

それにしても、自然光の使い方といい、何て演出が巧いんだろうと感嘆するしかない。

最初に二人が学校で一緒に自転車で走り出すショットに注目してほしいです。まるで呼吸のようにピッタリ揃ってます。映像で伝えるメッセージのお手本のようです。

感動や共感を求める傾向が強い今では賛否が間違いなく分かれる映画ですが、ミニシアターで公開されてるような映画だから別にそれで良いと思います。

塩田明彦が、キラキラ映画というのに牙を剥いている映画。青春なんかそんなに上手くいくはずもないと描いています。

なお、窪塚愛流が何から何まで父窪塚洋介の若い頃に似過ぎていて驚きました。人気が出る気がします。


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