上司への承認の取り方

こんにちわ。普段は自分で事業をやりつつ、数社のコンサルティング(社外取締役?)みたいなことをやっています。そうすると他人のふり見て我がふり治せ、じゃないですが、人に助言しつつ自分も変えなきゃなって気づかされることが多いです。お金ももらえて学びもできる二度おいしい笑

先日、私の見ている制作チームのリーダーが20名ぐらいの部署が混在した会議で「制作チームと営業チームでは意見が分かれる対策」を提示しました。

結論から言えば、否認となってしまいました。

そのやりとりを客観的に見ていて、問題点があったと感じたので、共有致します。

【なんのためにその施策をするのか?を最初に伝えなかった。】

今回の施策は、行うことによって営業部門に影響がでることはわかっていました。そういう意味ではネゴなり、事前に相談しておくなりも必要だったと思います。

ただ、それをしていなかったとしても一番大事なのは、「その施策を何のために行うのか?(大儀)」を最初に伝えることです。今回してしまった失敗は、最初に伝えたことが「その施策をしたらどんなメリットがあるか?」でした。

メリットがこれだけあるから進めますね!ですんなり承認されれば、それはそれで成功ではありますが、影響がでる営業部門からは、こんなデメリットがあるのではないか?こんな問題が起きたらどう対処するのか?機会損失が生まれるのではないか?

などの意見がでました。

意見に対し、一つ一つ答えれば答えるほど、突っ込みどころが次から次へと出てきてしまい、やらない方がいいのではないか?と否認されちゃったんです。浮気を問い詰められて、言い訳すればするほど怪しくなりブラック認定されるのと同じですね。汗のかき方が尋常じゃなくなります泣

後の祭りなんですが、最初に「なんのためにこの施策を打つのか?」という共通の大義名分を伝え、長期的にメリットがあること、短期的にはデメリットが生まれること、でも差し引きするとメリットの方が多いと想定できると伝えた上で、トライアルだけやってみたいと思う、と話をすれば承認されたと思います。

否認されたのは残念ですが、いい勉強になったと思います。

みなさんもいいアイデアだと思うと、ついつい熱くなってしまい「いいところだけ」を強調して話してしまうことはあるのではないでしょうか?

はじめて聞く人からすると、だいたいついていけないと思います。

そういえば、昨日も出席した異業種交流会で、途中登壇されたチャリティー団体の理事の方が、自己紹介も、団体名の由来も、なんならチャリティー団体だということも説明せずに、一生懸命パーティをやってみんなが幸せになり、美しくなると熱く語ってました。

レンタルドレス会社なのか、結婚相談所なのか、途中までわからなかったです。。熱い情熱があるからこそ、相手の立場で話し始めることが大事ですね。

以上です。