#37「刺身に褄は必要か」
絶対必要。
私は褄が大好きだ、褄を食べるためにスーパーで刺身セット499円に20%割引シールを貼ってもらってからかう。
褄は最後にとっておき、残った白ごはんの上に、刺身で使ったワサビ醤油をぶっかけ、書き込むのが谷向家流だ。
褄を食べるために、は流石に言い過ぎか。反省。
まあどちらにせよ褄のことは大好きである。
共通認識として褄は刺身セットでゆうところの脇役だというのは満場一致だろう。
今回はこれをお庭に例えることに挑戦してみたいと思う。
主役と脇役、
石畳が主役で苔が脇役
崩れた石が主役で、石にこびりついている苔が脇役
だが、ここでは苔が主役で、石が脇役
石のアプローチが主役で、土が脇役
ここでは土でできた版築のQRコード柱が主役で、周りの溶岩石が脇役
物は使い方によって主役にもなれるし、脇役にもなれる。
ただ、ここで重要なのは、脇役がいないと、成り立たないということ
苔がなかったら雰囲気が出ないし、苔だけで、石がなければ面白くない。
綺麗な土だからいいわけで、草ボーボーだったらきれいくない。
石の中に版築の構造物があるからカッコ良くて、石がなければメリハリがなくなる。
そしてお庭造りはこの脇役の使い方にセンスが問われると、今のところ解釈している。
要は何が言いたいかって?
モーガン・フリーマンのような名脇役を操れる、クリント・イーストウッドみたいな庭監督になりたいということ。
fin...
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