見出し画像

技術現場職での仕事する上で重要なこと

今回は、私が電気に携わって24年目ということで“現場職で仕事する”時に重要だと感じることを話していきたいと思います。

・お客さまによろこんでいただけること
何故、電機屋さんになったのかという経緯は、またの機会に話をさせて頂きたいと思います。

今回は、現場職で仕事する上で重要なこと。それは「お客様に喜んでいただける」という事です。

これが見習いから今までに携わってきて共通して感じるところです。

・「喜んでいただける」という感覚は見習いの時から磨く
まず、技術を習得しようと大抵の人は何らかの形で親方に技術を学ぶことになると思います。

その時点では見習いなのですが、この時から自分自身にとっての「お客さま」は誰なのかを意識して技術を習得して欲しいものです。

・技術は学ぶより真似ぶ
20年近く実践してきたことは、時に親方や技術的先輩方に教わることもありましたが、基本的に「真似ぶ」ということです。

いわゆる「技を盗む」という事です。

もちろん最低限守らなければならないルール(法律等)はありますが、電線を配線するのも、電線を結線するのも「喜んでいただける」技を真似ぶ事です。

・真似ぶこと。続けること。
真似ぶことが習慣化してくると、いろんな事を感じると思います。

「これはちょっとマズイんじゃないか」とか「これはすごくいいんじゃないか」とか。

そういった感覚がとても大事です。

次に真似ぶことで習慣化された中で、その感覚を「続けること」です。

その続けることは2つです。

   ・「喜んでいただけた」と感じたことを実践し「続ける」事。
   ・「喜んでいただけない」と感じたことを改善し「続ける」事。

これを習慣化していく事です。

「真似ぶ」事を続け、「続ける」事を続けていくと自然と体に染み付いてる状態になっている事に自分自身で気がつくことがあると思います。

・喜んでいただける自分になる
先程も、見習いの時から「喜んでいただく」という感覚を磨く話をしましたが、見習いの時は技の習得する事が優先的になりがちで「喜んでいただける」仕事をすることが二に次になりがちです。

20年近く携わって特におもうのは、「立場が違っていても、喜んでいただける仕事をすることに何の変わりもない」という事です。

・親方という自覚はない!?
やがて「見習い」から「親方」へと変化していくのですが、決してデジタル的ではなく、アナログ的変化の中で確立していくものだと思います。

しかし、技術を磨き続けるという意味のにおいて、一通り習得している人程、意外と「親方」というのは自覚されていないのではないかと思います。

・職人は職業じゃない。
昔、同じ働いている仲間に「あなたは何の仕事をしてるの?」と聞いた人がいました。そしてその仲間が「職人です」と答えていました。

・・・なんかおかしいですよね。

結論から言うと「職人」というのは「職業」じゃないという事です。

技術職が目指す「職人」というのは称号的なもので、人様に認めて頂けた人のみが手にするものです。例えば、「◯◯職人の◯◯さん」といったかんじです。

・最後に
いろいろと話してきましたが、「喜んでいただける」仕事をこれからも頑張っていこうと思います。

これから、技術職を始めようとしている人も、既に技術職で頑張っている人も「喜んでいただける」仕事を頑張っていきましょう。


よろしければサポートお願いします。電気工事士として役立てたいです。