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先入観や準備の億劫さに負けるな

最近、名が通っているものは否応無しに面白いことに気づいた。今更である。面白いから名が通っているに決まっているのに。

それに気づいた最初の作品が「めぞん一刻」だった。パチンコで人気らしくパチンコ大好きなN君が「これを読まずして恋愛漫画を語るべからず」と週に3回程は連絡をよこしてきていた。それが、うっとおしくなって嫌々読んだのが始まりだった。
ブックオフで立ち読みして「こんな昔の漫画を…」と思っていたが3話くらい読んだ後には、全巻購入してそのブックオフを立ち去った。面白すぎる。損してた。マジで。もどかしさの塊で「耳をすませば」とは違った走り出したさがある。
この後、高橋留美子の漫画をひたすら読むような日が続いた。ハズレなしだった。

この経験から「名が通ってるものにはどんどん手を出すべし!」と学んだ。

次に読んだのが「みどりのマキバオー」であった。絵柄から「子供向けなんでしょ?」と思わせてくるもんだから敬遠していたが試しに1巻立ち読みしていたら、あれよあれよと同じパターンで読み終えてしまっていた。
あの絵柄からは想像できないほど熱いストーリーが展開されるとは。僕が競馬好きなのもあるだろうけれどそれを抜きにしても面白いと思う。

その後も「タッチ」や「YAWARA」なんかを読んで「昔の漫画でこんなにたくさんあるんだからもう、永遠に面白いは無くならないんだ」と思った。

きっと漫画だけでなく映画とか音楽とかゲームとかも見出したり、聞き出したりする一歩さえ踏めるようになればもっと広がって行くんだろう。

確信がない「楽しい」は準備が億劫になるけれどそれさえ乗り越えれば、先入観をなくせば、楽しいことだらけで。
準備した時間以上の「楽しい」を得られると僕は思う。

#エッセイ
#コラム

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