見出し画像

イメージトレーニング

イメージトレーニングと聞くと、スポーツのトレーニング方法の一種です。
実際に身体を動かすことはなく、動いている自分を思い描くことによって技術や戦術を向上させるものとなります。
イメージを描くことで、実際に動くときに集中力を高めやすく、また雑念をはらうのに役立つと考えられているそうです。
 
スポーツ選手は競技や試合前にこのイメージトレーニングを行うことで、自己ベスト記録や勝利に対して、本番でベストなパフォーマンスができるよう準備をするのです。
 
これは、スポーツの世界だけではなくビジネスにも役立つと考えられます。
本番に対する準備をするということですから。
例えば、大切なプレゼン前や営業・契約の前には効果があるのではないでしょうか。
また、他の仕事に対しても結果を出す人は自分のゴールイメージを持ち、それに対する準備をするのですから成功の確率が上がるのではないかと考えられます。
 
まず最初に大切なのは、ゴールイメージができているかどうかということです。
スポーツ選手は、ベストタイムを出す姿や勝つために必要な戦い方をイメージできています。
ですからそのために、どんなトレーニングが必要でどういう戦略でのぞむかという準備を念入りに行います。
競技前や試合前に、準備ができていますから本番では自信をもって、また平常心で挑むことが可能になるのです。
しかし、ゴールイメージがなかったら…ただ闇雲にトレーニングをすることになりますし、本番では不安をもちベストなパフォーマンスが出にくいのではないでしょうか?
仮に同じトレーニング量だとすればどちらが良い結果になりやすいかお解りいただけるのではないでしょうか。
 
これは、ビジネスの世界でも同様です。
明日行う仕事に対してゴールイメージをもっていれば、そのための準備ができます。
準備ができていれば成功する確率は高くなると考えますがいかがでしょうか?
ただ、仕事となるとこのようなゴールを意識されている方はあまりいないように感じます。
 
多くの経営者の方は、理念やビジョンを持ち、それを中長期計画や年間計画に落とし込むと思います。
ですから目標ができますし、それは一つのゴールになります。
この目標というゴールの意味をどれだけの社員さんに共有できているでしょうか?
このことをしっかり落とし込むことができれば、社員さんもゴールイメージをもつことができるようになります。
まずは、会社の目的・目標をしっかり落とし込み、できるだけ多くの社員さんが仕事をするうえでゴールイメージをもてるようにしていくことが大切だと思います。
 
日々のゴールイメージができれば、自ずと準備がしっかりできます。
このことを習慣化することができれば主体的に動ける人が多くなり、業績アップにつながることになります。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?