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遺書を書くと

私だけではないと思いますが…

母を早くに亡くしたという経験を
している私は…

早くか自分の「死」を意識するようになりました。

生きている時間に何ができるのか?
何を残せるのか?

私は自分自身の「死」に対する怖さは
あまりありません。

しかし、その後残された
妻や子供、また周りのお世話になった方々に
何ができるか?
と考えるようになりました。

特に子供には
伝えられることは伝えておきたい
と考えます。


そこで「遺書」なるものを残すようにしました。
(そんなに重たいものではありません))

今、死んだら伝えられていないことは
何か?を書いておこうと考えたのです。


最初は…
私が病気などで意識がなくなった際の治療方針
亡くなったことを伝えてほしい方
葬儀の方法
通帳や印鑑、お金の管理方法
権利書や生命保険証書の置き場など

亡くなったときの対処方法から
今後の生活のために必要なこと。

その後…
他人との接し方・関わり方
仕事というものの考え方・取り組み方
モノの見方・捉え方・考え方…といった

自分が経験してきたなかで
気がついた
「幸せ」にいきるための考え方
といったこと。

どんどん突き詰めて考えましたが…

最初はやり方・方法について
そして生き方についての希望など


最終的に行きつくのは…

「いつも明るく元気に、イキイキと生きてほしい」

ということでした。

これは…
産まれてきたときに思ったことと
ほぼ同じです。

「健康で元気に育ってほしい」
「いつも明るく笑顔の絶えないよう育ってほしい」


子供が産まれたときというのは…
どこでも同じようなものではないでしょうか?

産まれた直後に…
「勉強のできる子になってほしい」
「一流企業に勤められるように」
「総理大臣を目指せ」
とは考えないと思います。

ですが…
歳を重ね、成長してくると

親の欲求がでてきます。
結果として…
「あれしなさい」
「これしなさい」
となってしまいがちです。

本来、なってほしいのは「幸せに生きてほしい」
ということだと思います。

その手段や方法は、本人が考えるから
イキイキできるのだと思います。

親のできることは…

基本的な躾
社会のルールを教えること
待ってあげること
見守ること
求められたらアドバイスすること

だと感じます。


「遺書」を書いてみると
自分が本当に大切にしている生き方
そして…
本当に子供に伝えたいことが見えてくる
ように感じます。

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