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考えるうえで大切なのは、思考法よりももっと手を動かすこと

※これはラジオの台本です。
本編をお聴きになりたい方はこちらからどうぞ。

こんにちは!ポッドキャスターのたにぃです。

「もっと考えろ!」ってよく言われるけど、
「考えるって何をすることなんだろう?」という人のために、
考えるって「もっと手を動かすこと」だったと学んだ話をします。

「手を動かす」→頭のなかのものを一度全部紙に捨ててしまうというイメージです。

きっかけは「考えるって疲れるやろ?」と職場で先輩に言われたときです。

私はヘトヘトでも、周りの先輩たちはまだ普通に動いてる

私は普段のしごとは、メカ系のデザインがメインです。一言でいうと
エンジニアが設計図という脚本を書き、その脚本を私たちオペレーターという俳優が表現します。
(以下広い意味で「デザイン」と話す」

ところがAさんから頼まれたある「貨物用のレール」という脚本を私がうまく表現することができず、その仕事でもろもろ定時過ぎ2時間までかかってしまったんです。

「考えるって疲れるやろ?」

レールはポイントを少しでも間違えると、使いものにならなくなるので、脚本の数字を慎重に書いても、2個再現するのに1時間かかる。
まずい、15時過ぎて頭が働かなくなってきた。あわてていつも話す先輩に相談する。

そしたら、

「考えるって疲れるやろ?」

そう言われてハッとしました。
同じ問題に真剣に悩み続けて、2〜3時間たってる。アタマが疲れてきたけど、周りの設計さんたちは私の倍以上考えるしごとをしてるはずなのに、全然疲れたそぶりを見せませんでした。

なぜならみんなA3かA4の裏紙に、ずっと計算を書いていたからです。
考えるって「アタマだけを使おう」とすると、とてつもない「体力を使ってしまう」。
少しでも体力を使わずにやるなら「手を動かしてアタマの外に出すしかない」。当たり前な話だとは思うけど、うっかり忘れちゃうもんなんだな

そう思うと、普段ほとんどのひとが「考えてる」と思ってることはたんに「思う」か「感じてる」か「一度した思考」を繰り返してるだけだなと思います。

いやいや、それは設計が理系だからそういう思考法に慣れてるだけじゃないの?という反論もあるかと思います。それはその通りだと思います。
それは彼らには考えるための筋力がすでに十分鍛えられているからです。

今日のオススメ本

じゃあ私たち理系ではない凡人が考えるにはどうするか?
まずは「とにかく書きながら考えること」やと思います。私は最初、こちらの本で試してました。初心者の人にオススメの本です。


書くことに慣れてきたら、いよいよ思考体力の筋トレを試してみても大丈夫だと思います。

文系で数学いやすぎて嫌悪感を感じてはいるけど仕事で使う!という人にオススメです。


おわりに

なんだ、結局思考法の本か、、って思った人いるかもしれませんがあくまで「手を動かす」のが大前提です。これから筋トレを始めるのに「メニューだけ」読んでもいやいやバーベル早く上げなよ。。ってなるじゃないですか。
「考える」は「筋トレと同じ」です。道具の使い方を覚えたら今度は脳が引きちぎれるほど練習をくり返していくと、あるとき全てがつながる日が来るようになります。

というわけで、今日の配信は以上となります。
またこの時間にお会いしましょう。

ではでは!

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