社畜ロックフェスの感染症対策について

コロウイの第3波がやって来ています。

厚生労働省のグラフを見ると、すでに第1波を超える勢いだということが分かります。
▼重症者数：462人

（こちらより転載、2020年11月30日）

緊急事態宣言の頃よりも、状況が悪化していることが一目瞭然です。

しかしです。

これ以上経済を止めてしまうと、
「コロナで死ぬリスク」を「お金がなくて死ぬ」リスクが上回ってきます。

よって、きちんと対策をし、「ゼロリスク」ではなく「低リスク」で開催する方法を検討すべきだと考えています。

それがwithコロナ時代のやり方でしょう！

まずは、
会場である大塚MEETSの対策をご紹介します。

25人の入場制限、ステージから客席まで2m、スタッフ・観客ともにマスクの着用、などなど、きちんと定められています。

この時点である程度は低リスクに出来ていることはお分かりいただけるのではないでしょうか。

▼大塚MEETS入口

50%程度のアルコールで満足している飲食店が多い中、
75%はかなり意識高いです。
それ以上に壁の「ゲスバンド」が気になりますが。

それはさておき、注意すべき点もあると思っています。

それは換気についてです。

転換中にドアを開放して換気を行いますが、地下1Fの会場から、
空気がどれほど入れ替わるかは難しいところです。

と言いつつ、そもそも大塚MEETSには機械換気のシステムがついていると聞いており、その点は安心材料です。

ですが、換気＝音漏れなのです。

だから個人的には、ライブハウスである以上「密閉」リスクを完全にゼロにすることは不可能なんじゃないかと思います。

そうすると問題になるのが、「出演者→観客」の感染リスクです。

演者はマスクを着用しません。
この場合、換気が不十分だと、
2mのソーシャル・ディスタンスを取っていても、感染リスクが高まります。

すなわち、「演者（特にボーカル）が感染していない」こともライブの安全性を保つために重要な要素であります。

これは非常に難しく、僕らも仕事が復活していますから「100%感染しない」は言い切れないわけであります。
究極を言えば、通勤途中に通りすがりの人がマスク無しでこっち向いて咳をしてくるかもしれないわけで。

だから感染しない保証は出来ない。
けれど、全員で出来る限りの対策をする。
それしかありません。

この考えに基づいて、知識を総動員し、感染対策をまとめました。

そして、その文面を共演バンドのリーダーにお送りし、
小池都知事ばりの協力要請を行いました。

▼その文面がこちら

①新しい生活様式の徹底を！
出来るかぎり"3密"の回避をお願いいたします。
ご存知の方も多いと思いますが、意外に換気が重要です。
ソーシャルディスタンスをとっていても、
換気が行われていない空間では感染の危険があります。

特にリスクが高いのは、対面で会話をしながらの飲食です。
ご友人とのランチや飲み会は可能な限り避けていただければ幸いです。

感染症対策の知識がある医師でも、会食に参加した時点で感染を避けるのは難しいとツイートしていました。
https://twitter.com/mph_for_doctors/status/1251928343567622144?s=20

②屋内ではマスクの着用を！
最近の研究では、マスク着用者が「感染させるリスク」だけでなく
「感染するリスク」も減らせることが分かってきているようです。

やむを得ず3密空間に突入する場合は、マスクを着用しましょう。
また、布マスクよりも不織布マスクの効果が高いようです。
参考記事はこちら。
https://news.yahoo.co.jp/byline/kutsunasatoshi/20201010-00202347/

③手洗いの徹底を！
帰宅時、出社時、ゴミを片付けた後、トイレの後、お金やスマホを触ったあと等、
手にウイルスがつく可能性のある作業を行ったあとは、
石鹸で30秒以上の手洗いをお願いします。

アルコールへの過度な信頼は禁物！です。
濃度や、手への擦りこみ方によっては大して効果がない場合もあるようです。
世の飲食店に置いてあるアルコールは濃度50%くらいが多いです。
効果があるのは70%くらいからなので、
結局のところ石鹸での手洗いがおすすめです。

また、洗い残しが多い場所に注意してください。親指や手首などに注意が必要です。↓
https://www.macrophi.co.jp/special/830/#i-8

④手洗い前は、手で顔を触らない！
さきほどの医師の感染対策です。
https://twitter.com/mph_for_doctors/status/1251940579887460353?s=20

手にウイルスがついているだけでは感染しないようですが、
その手で目や鼻をこすったりするとそこから侵入するようです。

コンビニでサンドイッチ買って、帰り道に素手で持って食べるとかも危ないと思います。
ウイルスをパンにつけて食ってるような感じです。
気を付けましょう。

以上が僕らの行っている対策であります。
また、ライブ当日もMCでお客様に対策のアナウンスを行う予定です。

しかし何度も言いますが、リスクは下がるが、絶対はない。

外出して汚れた手で目をこすってしまったら、ライブハウスの対策がいかに優れていようと、そんなん関係なく感染しますからね。
Stay homeが最も安全であることに変わりはありません。

なので、重症化リスクの高い方や、ご年配のご家族と同居されている方は
生配信での視聴をおススメします。

次回のライブは、しっかりリスク管理してくれているライブハウスで行います。

ただし、リスクは下がれど0にはならないので、
ご家族と同居されている方は配信での視聴をお勧めします。

生配信は4台のカメラが回るので、バンドを隅々まで見られるといったメリットもありますし。 pic.twitter.com/0rcPPlXa9m

— 谷です｜Tani Desu (@tani_komewo_kuu) November 26, 2020

そんなわけで、安全な開催に向けて僕らみんな一生懸命です。

どうか応援よろしくお願いします。

▼現地観覧のチケット予約はこちら
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScpEMESJpj4LReTLiUZojMD9u_bJ-AqM9M9UvY56CMnPXf9jg/viewform
▼生配信はこちら
https://twitcasting.tv/otsukameets/shopcart/35256