見出し画像

激動の1年

ものすごい1年でした。そしてこの「ものすごさ」は来年も続くのでしょう。

今年はバンドをどうやったら売ることができるのか、しっかり考えてみた1年でした。

この記事を皮切りに、noteでのバンド活動の発信も始まりました。

そしてとりあえずの目標「ワンマンライブ200人動員」という目標に向け、
「社畜ロック」のコンセプトを掲げて走り出すのであります
(去年までは歩いていた)。

今回の記事は目標に対する進捗の検証と、来年の目標についてです。

ライブについて

コロナ禍にして過去最多となる4本のライブに出演、うち1本は主催イベント、もう1本はワンマンライブ。

過去最大動員数16名の駆け出しバンドである僕らにとって、
25名の入場制限は痛くもかゆくもないどころか、生配信で地方の友達がライブを見てくれるという奇跡が起こり、
むしろ追い風となったような気すらしています。

結果、ワンマンライブでは現地・配信合わせて30名の集客が達成でき、
主催イベント「第1回社畜ロックフェス」ではアーカイブ視聴者数が未確定(1月2日まで公開なので。見てね)ながら、
イベント当日時点で現地・配信合わせて35名だったので、過去最高を更新しました。
(もちろん共演バンドの力あっての数字です。)

あと165名か・・・。

もう「友達を呼ぶ」だけでは達成できない数字です。

というわけで、来年の目標は
①共演バンドとファンを共有する
②ライブハウス・インディーズシーンを追いかけている人に見てもらう

ですね。

その目標を達成する手段は
・アウェイのイベントに出る

だと思っています。それはつまり、
①僕らより実力が上のバンドのイベントに出させてもらう。
②その箱自体にファンが付いているライブハウスに出させてもらう。
③集客のあるバンドと共演するイベントを企画する。

ライブに関しては「挑戦」がスローガンです。


さて・・・ライブについて語りましたが、それ以前の課題があると思っています。

それは、

曲のクオリティ。

曲について

怖すぎてつい目を背けてしまう事実ですが、
僕らに足りていないのって結局そこなんじゃないかと思っています。

曲のクオリティ、歌詞のクオリティ、歌のクオリティ、演奏のクオリティ。

今までのライブは、苦しんでる社会人に元気になってもらいたいという思いと熱さでどうにか乗り切ってきましたが、
結局のところワンマンも社畜ロックフェスも「ホーム」だったと思うのです。
アンケートを見ると一定の高い満足度を取れていますが、ホームで評価が高くなるのは当たり前だ。

アウェイで「あっ!」と言わせるには楽曲の力が必要で、これがまだまだ足りていない。

歌詞は作詞家である相方のやり方に任せるしかありませんが、
曲に関しては完全に僕の責任でこうなってしまっているので、しっかり改善して結果を出さないといけないと思っています。

曲に関しての大きな問題は2つです。
①漠然と「音質」が素人臭い
②インパクトが足りない

①はお金はかかりますが解決しやすい問題だと思います。
来年はプロのエンジニアさんにお願いしてレコーディングをします(まだ1度もやったことがなかった)。

だけどこれは表面的な問題であって、本質的な問題は②です。

まず「良いコンテンツ」がないと、PVやライブなど、「伝える手段」に拘ったところで意味がない。

僕の曲を一言で表すなら、
・全体的にのっぺりしている
でしょうか。

これはそもそも僕が、同じことずーっとやってても飽きがこないタイプなので・・・。
同じリズムで、同じ音程で歌ってるだけで楽しい。
そもそものっぺり人間なんですね。

まぁその弱みは認識したうえで、
「売れる曲になる確率」を上げる行動をとらないといけません。

ここから下は曲を良くするための自分なりの仮説です。

・ブレイク、キメをつくる
・4→5→3m7→6mの王道進行を利用する
・シンコペーションを入れる
・イントロやサビは単純なメロディを意識する
・音程のレンジを意識する(Aメロは低音、サビで高音)
・遊びを入れる(変なコード、飛び道具エフェクト等)
・コンプ掛けすぎない(音量がずっと一定になってしまう)

とにかく僕の課題はリズムパターンの引き出しだと思います。
ずっと同じリズムだと飽きる脳にしたいですね。

ちなみに先ほどの記事でも、曲について言及していましたので、
今年それが達成できたかを検証してみましょう。

<メロディ>
・Bメロで盛り上げすぎない
(高いところに行きすぎない)

メロディの注意点そんなことだけかよ。これむしろ時と場合によるから、変に意識しないほうがいいんじゃないか。
要するにサビに山を持ってきなさいねということだと思いますが、Bメロでグッと上げてサビ頭で落ち着かせる面白さとかもありますし。

むしろ、インパクトのあるイントロを付ける!とか、足し算で考えたほうがいいような。

<リズム>
・シャッフルビートを使いこなす
(遅いシャッフルが一番踊れる)
・シンコペーション(半拍食って入ったり)をうまく入れる

シャッフルは山ほど作りましたね。
8月に作ったアルバム「社畜ロックの教科書」でも
・案外悪くはないもんさ
・青春18駆け込み乗車
・世界の真ん中
と3曲。
その後作った新曲
・明日は見ないで

もシャッフル。
「遅いシャッフルが一番踊れる」という観点では「明日は見ないで」はかなり近づいていると思います。
ただし課題の「のっぺり感」はアリアリ。
これを解消できたら、きちんとレコーディングして世に出します。
(もうライブではやってるけど。)

シンコペーションは引き続きやっていきましょう。

<ハーモニー>
・王道進行(4→5→3m7→6mの進行)を使う
(J-POPでは全員が使っている進行なのに、ざ・えんどでは「布団が吹っ飛んだ」という曲でしか使っていない。何でだよ)
・パッシングディミニッシュ(4→4dim→5とか5→5dim→6)を使う

これだけ言ってまだ王道進行の曲は出来ませんでした。
まあそもそもライブが忙しくて2曲しか作っていないからですが。
もっと作りたいところです。ずっとウズウズしています。

パッシングディミニッシュは「凡事のテーマ」で使いましたが、
使ってみた感想は
「分かるようにやらないと意味がない」ですね。
コード進行に着目して聴いてくれてる人なら「おっ!」と思ってくれると思いますが、普通に聞いている分にはなんとも思わない。

「ディミニッシュ使ってますよ~~~!!!!」とガッツリ見せる演出にするならインパクトが生まれていいのですが、
そうでなければスパイス程度の存在だと思います。
つかやぁいいってもんじゃないね。

歌、演奏について

そしてやっぱりね、歌、演奏ですよ。

もう単純な話、ライブでお客さんをハッとさせられるのって
いい声・いい歌・いい演奏じゃないですか。

路上ライブで「んっ!?」って思う要素と同じだと思います。

演奏はめちゃくちゃいい先生にギター教わっているのでこのまま継続するとして、
歌のレッスンにも通ったほうがいいかも知れないですね・・・。
ここはマネーの問題もあるので要検討です。

単に、
・抑揚をつけて歌う
という意識も大事かもしれません。

ありがとうございました

課題が山積みだ。

しかし本当に色々な人の力を借りることを覚えた1年でした。
ライブに出させてもらったり、グッズのデザインをしてもらったり、ライブに出てもらったり。いろいろありました。
そこで新たな関係が生まれて、自分たちのバンドが大きいプロジェクトになっていくのを感じます。

なんというか、年賀状が書きたくなりました。住所知らないから書けないけど。

そして一番の感謝はやっぱりライブに来てくださった皆様、配信で見てくださった皆様、グッズやCDを買ってくださった皆様ですね。

第1回社畜ロックフェスは練習費用やパンフレットのカラー印刷代を考えるとどうかなというところはありますが(トナーを3本交換しました)、おかげさまで黒字になりました。

バンドで稼いだお金でバンドに投資できる、こんなに有難いことはないです。
その分は来年のレコーディング費用の一部に充てられます。
おかげさまでもっといい曲を世に出すことが出来ます。
ありがとうございます。

というわけで・・・

みなさま今年は大変お世話になりました。来年もよろしくお願いいたします。

いつもきれいにお使い頂きありがとうございます。 素晴らしい音楽を作るための費用に使います。