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あまばんグランプリ大会の思い出話

楽しかった日の思い出話をします。暇な人、または僕の大ファン以外は読まなくて良いです!

ここ最近…5月下旬からずっと体調が悪くて、熱が出たり咳が出たりめまいがしたり声が嗄れたり、調子がいいと言える日がありませんでした。

そう、ただ1日を除いては……

その日は6月11日、あまばん17thグランプリ大会の決勝戦でした。

2016年、あまばん11thを皮切りに3年連続落選し、東京→山口の転勤を経てまた戻ってきた島根。谷ですソロとして3年越しのリベンジをするぞと決めていました。

「panorama」と迷って結局「じんみじ」で出したのが吉と出て、グランプリ大会進出決定。高田リオンさんから通過のメールをもらった時はめちゃくちゃ嬉しかったですね。
一応、「当然でしょ?」みたいな顔だけしておきましたが……。

もうあとはひたすら練習して、本番でライブハウスで歌うだけ。

ところがですよ。

本番1週間前になっても声の嗄れが治らない。熱は下がった。咳もほとんどない。だけど声が思うように出ない。

流石におかしいと思い、耳鼻科で内視鏡をしてもらうと、

「見てください。一見綺麗な声帯に見えますけど……ここ、ちょっとできものが出来てるでしょ?」

「これは声帯結節ですね。」

え、、、

頭が真っ白に。

結節というのは、要するに喉にタコみたいな突起が出来ていて、そのタコが邪魔をして声帯がうまく触れ合わず、声が掠れる。

ミスチルがなる病気じゃん、、、

冬にカニを捌きすぎた呪いかなと思いましたが、タコだから違うか…などと考えつつ、ひとまず処方された劇薬をドバドバ飲み、ステロイドを日に2回喉に噴射し、大声出さない、長時間話さない、というかできる限り喋らない、喉を加湿する、マスクをつける、水を飲む、声帯が動いちゃうので曲もできるだけ聞かないという助言を忠実に守り、できるだけ声帯を休めるようにしました。

人の全ての病気を治す効能のある温泉津温泉にも行った。

職場でもトミー・ジョン明けのダルビッシュばりにノースローを貫いて声を出さなかった。ノースローは関係ないですね。強いて言えばノースロートか。。。

それでも前日時点でまだ声が掠れており、リハスタ入ってみても本格的な練習は出来ず。
当日になって、松江カノーバに向かう道中で歌ってみても、高音が全然出ず。これは正直もうダメかなと
不安なまま現場に到着し、エフエム山陰の皆さんとライブハウスの皆さんにご挨拶し、春日がマネージャーに間違われ、スーツに着替え、ヒゲダンのサインの前で記念撮影し、そして迎えた本番。

照明が落ち、静まり返った会場。
ギターを握り締めながら、
「まあ嗄れたら嗄れたでやるしかないでしょう……」
と覚悟を決めて息を深く吸い、いざ第一声。



なんか声出るwww



さっきまでの掠れ声はどこへやら、ちゃんと「綺麗な声」が出る。。。

本番30分前に楽屋で飲んだキョウセイハテキガン(※あのトライセラトップスの和田唱も愛用する劇薬)が効いたのか!?分かりません。

動画を見てもらえれば分かるんですが、嬉しくて、シリアスな曲なのにずっとヘラヘラしてます。
「気がつくと涙が出ちゃう」という歌詞をめっちゃ笑顔で歌ってる。サイコパス

声は出てると言っても正直音程も表現も全くコントロールしきれてないですが、まあ、良いんじゃないでしょうか。
やってる間はとにかく楽しかった。生きてるな〜って感じでした。

結果はどうなるか分かりませんがとりあえず最下位争い中です。笑
でもいいんです。楽しかったので……

そしてその後また体調を崩し、2週間経った今コンディション最悪です。鼻水が止まらずなんかめまいがしてスローモーションでしか動けない。
というわけでまた耳鼻科に行ったら、検査ついでに声帯を見てくれて、とりあえず結節は治ってました。
先生ありがとう。。。

そして楽しい1日をくれたホンダカーズ島根中央(スポンサー)ありがとう!

いつもきれいにお使い頂きありがとうございます。 素晴らしい音楽を作るための費用に使います。