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私のがん治療~食事療法や解毒~

私の経歴と開業の動機

平成19年に長崎大学医学部を卒業し、長崎医療センターで研修しました。それから長崎大学病院の血液内科に入局し、主に血液専門医として血液がんの治療や基礎研究に携わっていました。基礎研究では成人T細胞白血病・リンパ腫に対する新しい抗がん剤の基礎研究を行っておりました。大学病院などでは血液疾患を含む内科疾患の診療を論理的に思考しながら行うことを指導頂いたり、また基礎研究における科学的手法を学ばせていただきました。開業した後もその学びは非常に役立っております。約10年大学病院や市中病院で勤務医を続けてきましたが、令和元年に独立して『谷口ファミリークリニック』を開業しました。もともと私は文系で「哲学者になりたい」と高校時代に思っていました。しかし、父が経営するトライアスロン専門店の顧客に医師が多く、やりがいのある仕事であると医学部への進学を高校3年生のときにすすめられました。また、父の主治医が佐賀県で開業されている矢山クリニックの矢山利彦先生で、若年の頃より矢山先生の医師としての在り方を拝見していたこともあり、人間の生き方も探求する哲学者としての側面もある医師になりたいと決めました。研修医を終えた頃から、将来は独立開業したいと考えるようになりました。私の父も経営者であり親戚にも経営者が多かったため、私自身も医師として独り立ちしてみたいと自然に思うようになりました。また、予防医療の大切さを実感していましたが、勤務医ではなかなか携わることができないことと、私自身が健康オタクであったため、自分が患者の立場だったら受けたい保険の縛りがない治療を提供したいとの思いもありました。

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