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支援を行う時に必要となるもの

各地で豪雨による災害が起きて、支援も行われているようです。
私も、鹿児島市内で被災したところに復旧支援を行ってきたのは既報の通り。

私個人としては、東北の震災の2年後くらいに仮設住宅に住む方への支援(餅つきを行って正月のお餅を楽しんでもらう)、熊本地震後の避難所での心理・学習支援を行ったのに引き続いての支援ということになりました。

今回は、砂の除去作業だったのですが、元々私が非力であるため、現場ではほとんど役に立たず、むしろ、人を集める広報、被災していない人への注意喚起、役場との交渉、に重きを置いたところがあります。苦手なことは得意な人に任せて、自分の得意分野を生かす。

これは、私自身の反省もあるのですが、被災した人と向き合う時に、一番大切になるのは想像力だと思っています。

つらい、苦しい思いをし、これからどうしたらいいのかわからないでいるかもしれない、どういう言葉を掛けたらいいのか、今、一番困っていることはなんなのか。

特に被害のひどかったところへ向けて、物資を集めておられる方も多くいらっしゃって、そのような動きはありがたいと思うのですが、今、被災した人が求めていることはなんなのかを考えること。

ボランティア精神、とかを考える時に、支援者側に必要になるのは、「自分がやりたいことをやっているのではないか、相手のためになることを考えてできているかどうか」ということを、いったん足や手を止めて考えること。時には自制が必要になることもある。そのような、内省。

どうか、親切を押しつけたりすることなく、お互いが良かったね、と笑って別れることができるような関係を構築していけたら、と思っています。

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谷川勝彦(たにかつ)
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