TOTONOU-BEING ~サウナ×ビジネスの可能性を最大化する2日間~
2022年12月15日~12月16日、「TOTONOU-BEING ~サウナ×ビジネスの可能性を最大化する2日間~」を開催しました。
この企画は、「サウナ×ビジネスの可能性を最大化する」をテーマに、サウナが持つ「体が、整う」「心が、斉う」「関係が、調う」「仕事が、ととのう」など、様々なととのうを体感してもらい、それが企業研修や福利厚生、ワーケーション、ビジネスマッチングなどの分野でどのような可能性を秘めているのか探求してもらうことを目的に実施しました。
2日間にわたり、京丹後市に新たに出来た2つのサウナ施設 ×ヨガ・ピラティス、×発酵食のランチなど、普段の日常やお仕事で疲れ切った心も体もいたわっていただけるコンテンツを詰め込んだ盛りだくさんの内容となりました!
TOTONOU-BEING 事業者紹介
■ ぬかとゆげ
京都府京丹後市峰山町に2022年11月末にオープンした温浴施設。
予防医療(母体は京丹後市にあるよしおかクリニックが運営)をテーマに、米ぬか酵素風呂とセルフロウリュ可能なフィンランド式サウナを体験できます。
【サウナ案内人】
前田 賢人さん
ぬかとゆげ サウナ担当
長野県信濃町にある日本を代表するアウトドアサウナ The Saunaのヘルパーとして修業後、ぬかとゆげのサウナ担当として活躍中。
丹後からサウナ文化を広める活動を行っている。
■ 蒸 ‐五箇サウナ‐
https://lit.link/musugokasauna
京丹後市峰山町五箇村にある茅葺古民家を改装したアウトドアサウナ。
日本昔話の羽衣伝説が残る場所で、田舎の理想のアウトドアサウナをお届けします。
この場所では、銭湯のように人と人がゆるく繋がり、みんなで地域を温めていくそんな場所を目指しています。
【サウナ案内人】
足立 樹律さん
京丹後市地域おこし協力隊 / 蒸-五箇サウナ-
サウナで起業するため仕事を辞め、長野県信濃町にあるThe Saunaの初代ヘルパーとして、1年弱修行。その後、丹後でサウナ施設3つを準備中。
■ ヨガ・ピラティストレーニング
講師:三宅 美奈さん
インド政府公認ヨーガセラピスト養成講座修了
マタニティ・ヨーガ協会 インストラクター養成講座修了
STOTT PILATES®認定(Full certified)インストラクター
BASI PILATES認定(mat)インストラクター
■ tabel table
https://www.facebook.com/tabeltable2019
ハミルトン 純子さん
2014年、アイルランドから帰国後、京丹後市大宮町で『tabel table』をオープン。2000年より続けている料理教室にて、ヨーロッパの家庭料理や発酵食を教える。『食は命』を信条にナチュラルな料理を提案している。
1.TOTONOU Day1
❶ オリエンテーション
当日は東京や京都市内など遠方からもサウナ好きの方々(通称:サウナー)に参加していただきました。
中には現在は東京に住んでいるけれども、もともと京丹後市のお隣与謝野町出身だという方も。この方は今まで全国のサウナを巡る旅(通称:サ旅)をしてきたという大のサウナーで、今回地元の近くにサウナ施設がオープンしたと聞き東京から駆けつけて下さったそうです!
丹後リビングラボやTOTONOU-BEINGの企画についての説明後、
参加者の皆さんに、①ニックネーム②職業③今の気持ち④この2日間でととのえたいこと、の4つの項目に沿って自己紹介をしていただきました。
お話を聞いていると、皆さん目まぐるしい日常や業務、子育てなどで大分お疲れの様子。この旅で心も身体もととのえたいという声が多くあがっていました。
今回のテーマである「サウナ×ビジネスの可能性を最大化するアイデア」について、参加者それぞれの観点や立場からこの2日間の体験を通して考えてもらいます。どんなアイデアが出てくるか楽しみです!
❷ ヨガ・ピラティストレーニング
オリエンテーションの後は、京丹後市出身のヨガインストラクター三宅 美奈さんを講師にお迎えし、ヨガ・ピラティストレーニングを行いました。
実際にサウナを体験する前に身体をほぐしたり、筋肉に負荷をかけることでその効果がより高まるということから、今回ヨガ・ピラティスをサウナ前のメニューに取り入れました。
ヨガやピラティスで重要になってくるのが呼吸です。
講師の三宅さんはレッスンの中で「呼吸を整えることは心と身体を整えること」とおっしゃっていました。
実際に自分の呼吸に集中しながら身体の色々な部分を動かしたり伸ばしたりすることで、心と身体はつながっているということを実感します。
少ない動きでもしっかりインナーマッスルに効くピラティス。
普段運動不足の参加者は後半身体をプルプル震わせながらも、先生のたまに少しSっ気を発揮する指導にも何とかついていっていました(笑)
❸ サウナと酵素浴体験 @ぬかとゆげ
ヨガ・ピラティスで十分に身体をほぐした後はいよいよサウナ体験!
オープンしたばかりのぬかとゆげ。ここはもともとお隣にあるホテル KISSUIEN Stay & Foodの初代代表の自宅だった古民家をリノベーションしてつくられたそうです。館内には所々に昔の階段や梁がそのまま残されていて、どこか懐かしさを感じるあたたかな雰囲気でした。
ここでは酵素風呂と5つのサウナが体験でき、各サウナ室には休憩スペースも。
半日はゆったり過ごすことが出来そうな充実した温浴施設です!
体験前にはスタッフの方から、現在の体調や体質、身体やお肌のお悩みなど丁寧にカウンセリングもしていただけるため、初めての方でも安心してご利用いただけます。
ー 酵素風呂ー
地域の事業者から取り寄せた米ぬかを使用した酵素風呂。
微生物の自然発酵の熱で温まったふかふかの米ぬかに包まれるのは、思わず頬が緩んでしまう何とも新鮮で幸せな感覚でした。
日々の緊張やストレスでこわばった筋肉や、冷え切った身体も血液の循環が良くなることで芯からあたたまり全身がほぐれます。
20分間ほど入って全身じんわりと汗をかいた後は、特製ドリンクの嬉しいサービスも。
ーサウナー
今回は5つあるサウナ室のうち2つの部屋を体験させていただきました。
のこせっと NOKOSET
寝ころんだ状態でも体験できるサウナです。
室内は薄暗く程よく外の光が漏れこんでくる静かで心がほっと落ち着く空間でした。
ゆふでっさ YHDESSÄ
サウナ室内に設置されたモニターで、サウナと共に好きな映像や音楽を楽しむことが出来るユニークなサウナです。
ー休憩スペース・外気浴スペースー
サウナーがサウナを選ぶ上で重視するポイントの1つが、サウナ後に火照った身体をクールダウンさせる水風呂。ぬかとゆげはここにもこだわりが。
外気浴スペースには、スタンダードな地下水と、鉄分を多く含んだ地下水を使用した2種類の水風呂があり、水温は年間を通して17〜18度と、身体に不可が少なくクールダウンができる温度に保たれています。
また、休憩スペースもサウナを出てすぐとロフトにそれぞれ用意されており、貸し切り利用も出来るため友人や家族などグループでも広々と快適に利用出来ます。
サウナ後にはやっぱり乾いた身体を潤わすドリンクが欲しくなります。
この休憩スペースにはドリンクメニューもあり、ローカルのクラフトビールや地元のワイン屋さんが作ったノンアルワイン、丹後の酒蔵が出す甘酒やこだわりのクラフトコーラなど、地域を味わえる豊富なラインナップを楽しめます!
ぬかとゆげでサウナを満喫した後は、隣接するホテル KISSUIEN Stay & Food内にあるレストランで夕食。
初めは少し緊張していた参加者も、サウナと美味しお食事&お酒ですっかり打ち解け、遅くまで話に花が咲いていました。
2.TOTONOU Day2
❶ 蒸 ‐五箇サウナ‐体験
はじめに皆で1日目の振り返りを行い、五箇の村にあるアウトドアサウナ 蒸 ‐五箇サウナ‐へ!
朝からサウナに入るというのは何とも気持ちの良い贅沢な1日のスタートです。フレッシュな気持ちでその日1日を過ごせそう。
凍えるような寒さの中服を脱いで身震いしながらサウナ室の中へ。
入るとすぐに全身の緊張がほぐれ、一気に身体がほんわり温まってきます。
シンプルなサウナ室にはロウリュのジューという音とその水がチョロチョロと下に流れてゆく音だけが響き渡ります。
サウナ室にほとんど電灯はなく、唯一ある小窓からはのどかな五箇村の風景と外の光がほのかに差し込みます。
普段の目まぐるしい日常生活で張り詰めた神経も自然と緩み、余計なことを一切考えず自然と静かに自分と向き合う時間を持てそうな空間です。
アウトドアサウナの魅力の1つは、やはり何といっても自然と一体化する感覚。サウナでホカホカに温まった身体で目の前にある小川に飛び込みます。冬の凍てつく川の中に水着で入るのは初め少し戸惑いもありましたが、サウナの後に入ってみるとこれが最高に気持ちいい!このロケーションならではの楽しみ方です。※川への入水はあくまで希望者のみで自己責任で行っていただいております
❷発酵食ランチ @tabel table
蒸 ‐五箇サウナ‐でたっぷりととのった後は、tabel tableで発酵食スペシャルランチのフルコースをいただきました。
サウナの後には、なぜか無性にお腹が空きます。
サウナ後に食べるサウナ飯(通称:サ飯)が楽しみでサウナに入っている間も実はこの後何を食べようかずっと考えているというサウナーも少なくないのでは?
今回そんなサ飯に選ばせていただいたのが、料理研究家のハミルトンさんが営むtabel tableという京丹後市大宮町にあるカフェの発酵食フルコースランチです。
2日間に渡って身体も心もととのった参加者に、地元の食材を使った体に優しいお料理でお腹の中まで整ってもらいます!
盛りだくさんのフルコースも美味しすぎてあっという間に完食!
食事を終えた参加者からは、「今まで食べるものにそこまで気を遣えていなかった。今後はもっと体がよろこぶものを選んで食べていきたい」という声が。
3.おわりに
この2日間のプログラムで、改めてこころとからだは繋がっていることを強く感じさせられました。
体をいたわってあげることによって心も豊かに、柔らかくなります。
また、サウナは人とのコミュニケーションを円滑にし、自分を見つめ直す・いたわる時間を与えてくれるコンテンツだということを実感しました。
参加者からも、「自分の身体と心の声をきいて、労ってあげる、このことに意識を向けられた」という声がありました。
さいごに、今回のプログラムのテーマでもあった「サウナ×ビジネスの可能性」について、参加者から様々な面白いアイデアをいただきました。
⇒「サウナ×ビジネス」アイデア
・サウナ×地元の食材を使ったサ飯メニューの発掘&開発
・サイクリング/ランニング後にサウナ
・伊根の舟屋の上にサウナを作って、真下の海に飛び込む
・サウナ×リトリート/ヘルスツーリズム
(心や体に悩みを抱えている方を癒す中長期療養プログラムづくり)
・サウナ×チームビルディング etc…
今後、今回参加者からいただいたアイデアや提案をもとに地域の事業者の皆さんや都市部の企業・ビジネスパーソンと共にどんどん企画を実証していき、さらに「サウナ×○○の可能性」を広げていきたいです!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?