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DesignOpsで大切にしていること

 こんにちは!株式会社NTTデータのデザイナー集団「Tangity」でサービスデザインをやっています、ようこです。

 最近、「デザイン組織を立ち上げて自社でサービスデザインを自走したい」といった相談をいただく機会が増えてきました。

 2018年に経済産業省が「デザイン経営」宣言を公共し、これを契機に大企業やスタートアップを中心にデザイン思考(デザイナーの持つ思考法)を新規事業開発に取り込んだり、既存サービスの改善に適用しようとする動きが広がってきています。
 このように、デザイン思考を事業活動の中に組み込み、サービスデザインのサイクルを定常的に回す営みを「DesignOps」と呼んだりしています。

 ところで、このようなXXOpsと呼ばれるものは、DevOps、MLOps、RevOpsなど他にも色々ありますが、割と型がしっかり整っているイメージがあります。私自身、DevOps、MLOpsを経験したことがあり、それを実践する際には、型に当てはめるケースが多かったと思います。
 一方で、DesignOpsは「Workflow」「People」「Tool&Infrastructure」「Gorvernanve」という4つの要素が定義されているものの、具体的なやり方(型)は特に定義されていません。まだ、新しい領域であることも理由の1つかもしれませんが、型に当てはめることが難しいという点もあるのかなと個人的には感じています。

 型に当てはめるのが難しい理由として、デザイン思考を取り入れようと思う入口が様々で、それによってアプローチが異なる点にあると思っています。
 デザイン思考を取り入れたいという目的は、例えば、「商品のコモディティ化から脱却して競争力を高めたい」、「今あるサービスの価値体験を向上させたい」といった魅力的なモノ・サービスをつくることを目指いしているケースから、「ボトムアップで問題提起をできるような人材を育てたい」といったように、社員の意識・行動変容を目指しているケースなど、お客さまによって様々です。

 そこで、TangityではDesignOpsの導入支援をおこなう際には、必ずプロジェクトの冒頭でアセスメントワークショップを実施しています。このワークショップの中で、お客さまが目指すDesignOpsは何か?を具体化し、そこに対して現状どのようなやり方でどんな課題を抱えているかを明らかにし、自走に導くための最適な支援の方法を検討し、ロードマップを作成するようにしています。

 最終的にお客さま自身でデザインを回す(自走する)という点からも、DesignOpsの汎用的な型を定義して一方的に当てはめようとするのではなく、お客さまの企業文化や価値観を考慮して、寄り添う形の支援を考えることを大切にしたいと考えています!
 とはいえ、都度ゼロから支援の方法を考えるは大変なので、これまでの経験をノウハウとしてアセット化し、ケースに応じて活用するという営みも重視して取組んでいます。

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