アジア圏の方を対象とする、サービスデザインワークショップを実施しました!
こんにちは!株式会社NTTデータのデザイナー集団「Tangity」の花織です。
NTTデータでは、アジア各国で情報通信分野に従事する30歳代を中心とする有能・有望な中堅の人材、将来のリーダーたちの視察を受け入れており、今回はその受け入れプログラムの一部として、デザインアプローチを体験するミニワークショップをTangityが担当しました。今回はその内容について簡単にご紹介します。
バングラデシュ、カンボジア、ラオス、ミャンマー、フィリピン、スリランカ、ウズベキスタン、ベトナムと8カ国から9名(主に官僚の方々)が参加し、対面で約2時間の研修を実施しました。
概要
本研修の目的は、参加者が自国の将来のために、日本の先進的な技術や環境を研修を通して視察し、生かすことでした。
そこで、デザインという新たな切り口でユーザーにとって使いやすい・わかりやすい技術を生み出すためにはどのような思考法が必要なのか?を学び、実際に手を動かしてもらうワークショップを企画しました。
イベントの様子
イベントは下記の流れで進めました。
1.Tangity / サービスデザインの講演
技術の発展が目覚ましい一方、技術と人との間に生じる使いにくさやわかりにくさの”ギャップ”が広がりつつあります。そこで、Tangityではユーザーを中心に考える「デザイン思考」を取り入れ、ユーザーが求める潜在的な価値を探求しています。
2.アイスブレイク&自己紹介
アイスブレイクでは二人組のペアを作ってもらい、それぞれの似顔絵を一筆書きで描いてもらいました。特徴のある鼻や目、髪型などをしっかり捉えて似顔絵を描いており、大いに盛り上がりました。
自己紹介では名前と仕事内容に加え、日本の好きな物、場所を挙げてもらいました。日本の文化であるアニメや漫画、親切さや時間の正確さなどの日本人の性質に加え、風景や街並みの綺麗さ、そして道路整備など、日本の環境に目を向けた意見もあり、興味深く感じました。
3.グループワーク
講演後、5〜6人の2つのグループに分かれ、「新しいトイレの体験を考えよう」というテーマでグループワークを実施しました。出身の国は違えど、トイレは皆毎日使用するため、全員が意見を出しやすく、たくさんのアイデアが生まれました。
グループワークの流れは以下の通りです。
付箋とペンを使用し、各メンバーがアイデアや意見をたくさん出した後で、共通する項目でグループ分けしたり、項目を洗い出して優先順位をつけているグループもありました。また、悪い経験からどう改善しようとするかを考えるだけでなく、良かった経験から他の場所でもそうなるためにはどうしたら良いのかを考える方法もあり、そのような枠にとらわれない考え方も非常に面白く感じました。
4.チーム発表
二つの班に発表をしてもらいましたが、それぞれまとめ方に違いがありました。
A班はアイデア全てを詰め込んだスペシャルなトイレを提案する一方、B班ではアイデアに優先順位をつけ、その中でも優先度の高い機能を有したトイレを提案していました。Chaning Roomを提案したり、性や宗教に関する課題にフォーカスする等、海外ならではの視点が多く含まれていました。
5.クロージング
時間にかなり余裕をもたせてスケジュールを組んでいましたが、議論が白熱し、あっという間に2時間が経過しました。
アンケートを答えていただいた研修生7名中5名が5段階評価の一番高い評価をしてくださり、「It was a great experience , and it is a place for creative and innovative ideas. Had fun with teammates」という嬉しいコメントもいただくことができました。
新人が初めてWSファシリテートをしてみて‥
入社してから半年ほどで、海外の方向けのワークショップファシリテートの機会を与えていただき、非常に感謝しています。Tangityのバックグラウンド豊かなメンバーのサポートを大いに受けながら、WSの設計から当日の運営までを実行し、成功させることができました。
今回のWSだけでなく、Tangityはミラノ工科大学の教授陣がサービスデザインについて講演する研修の運営などグローバルの案件を多く実施していますので、サービスデザインに興味がある方、グローバルに活躍したい方は是非Tangityの採用担当にご連絡ください!
デザイナーさん大募集
現在Tangityではデザイナー職を積極的に採用しています!サービスデザイン、UXデザインのクライアント業務の経験がある方、ぜひ私たちと一緒に働きませんか?募集要項など詳細はこちら。お待ちしております。
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