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NTT Data Design Networkの活動(人財育成編)

こんにちは!株式会社NTTデータのデザイナー集団「Tangity」で、グローバル方面を担当しているKenです。
今回はTangityが所属するNTT Data Design Network(以下、NDDN)の活動についてお話したいと思います。

NDDNって何?

2017年6月に活動を開始し、NTTデータグループの中でデザインに取り組む各組織が参加しています。
発足当初は6か国でしたが、現在は11か国700名まで規模が拡大しています。

NDDNの主な目的は以下の3つです。

1.人財育成
2.ノウハウ共有
3.Capabilityの対外発信

NTTデータグループ横断で、これらにCoE(Center of Excellence)という形で取り組んでいます。

発足当初からCoEをリードしているTangity Italyのメンバーを中心に、様々な活動を実施しています。
日系企業でありながら、海外のCoEのHeadが権限を持って取り組みをドライブしている点は、我々の1つの特色であり強みかな、と思っています。

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以前は世界各国のスタジオで四半期ごとにミーティングやワークショップを開催し、各国のデザイナー間の交流を深めていました。しかし、この1年間はCovid-19の影響もあり、オンラインでのコミュニケーションが中心となっています。
オンラインミーティングは日本時間の深夜に開催されることが多く、日本のメンバー的には若干辛いのですが、多い時は50人程度のデザイナーが熱い議論を繰り広げています。

人財育成に関する取り組み

デザイン系のスキルアップについては様々なトレーニングが世の中に存在していると思いますが、NDDNではイタリアのミラノ工科大学とコラボレーションした特徴的なトレーニングを提供しています。
ミラノ工科大学はデザイン系の世界大学ランキングで毎年上位にランクインしており、Design Driven Innovationなどの著作があるRobert Verganti教授が教鞭をとっていることでも有名です。

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Tangity Italyのメンバーがミラノ工科大学で講座を持っていたことが縁でお付き合いがスタートし、今では3種類のコースを提供しています。

・中堅デザイナー・管理者向け研修(DM:Design Management)
・若手デザイナー向け長期研修(BDIS:Basic of Design)
・若手デザイナー向け短期研修(BUXDT:Basic of UX Design Tokyo)

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これらの研修で、もっとも大事にしている点が多様性の獲得です。
中でもBDISは、NDDNに参加する各国のデザイナーだけでなく、ミラノ工科大学に所属する様々な国からの学生も交えたレッスンとなっています。
グループワークを中心に様々なメンバーと意見を交わしながら、デザイナーとして必要なスキルを学べるようカリキュラムが工夫されています。

授業以外にもコミュニケーションを深めるイベントが多数企画されており、スキルアップだけでなく、多様な背景を持つデザイナーの共創を促すような仕掛けになっています。
嬉しいことに、本研修を通じてNDDNの理念に共感してくれた何人かの学生は、今ではTangityのデザイナーとして最前線で活躍しています。

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直近は残念ながら現地で集まって学ぶことが難しい状況ですが、すべてのコースがオンラインに対応しており、デザイナー育成の取り組みを継続しています。
来年度に向けてはスペインの大学と新たなトレーニングコースを企画しており、更に取り組みを加速させていきたいと考えています。

いかがでしたでしょうか。
今回はNDDNの活動の一部について紹介させて頂きました。他にもグローバル横断で様々な取り組みを実施していますので、別の機会に紹介をさせて頂きたいと思います。

最後まで読んで頂きどうもありがとうございます。

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